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[287]阿佐ヶ谷で(2005/07/20)
友人のライブ観戦。
ベースが加わるだけでかなり安定した印象を受けるが、アップテンポの曲でリズムを意識し始めるとやや上滑りしてしまうのが惜しい。スライ"I Want to Take You Higher"など、この編成でこれを演るインパクト自体は強烈だが…どうせならアレンジを全く違う風に崩した方が面白いと思った。ほぼ原曲アレンジの矢野顕子「電話線」も然り。最初に演ったオリジナル数曲やミルトン・ナシメント、というかムーンライダーズ「トラベシア」のカバーが良かっただけに、リズムとの向き合い方がキモなのかな、と相変わらず偉そうなことをのたまってみるテスト。

ちなみに「トラベシア」には、披露宴で後半のBGMとして式場にオーダーしたが、当日、選曲担当者にものの見事に外された思い出がある(苦笑)。かしぶちさんの歌詞も慶一さんの歌も、決して悪くないんだけどなあ。

相方の所属する某大学の民族音楽サークル(知ってる人は知ってるのでボカす意味はあまりないが)内で、学生と学外メンバとの温度差がモチベーション低下を招いている、という話を小耳にはさむ。当初は内部連絡用のメーリングリストがだんだん利用されなくなってきた(故に連絡系統にズレが生じている)という風な話だったので、てっきりPCの方が身近な学外メンバ(≒会社員)と携帯で何でも済ませてしまう学生とのツールに対する意識の違いかと思い(当時メーリングリストを作ったのは一般メンバ)、BBSやBLOGなど携帯でも負荷にならずPCでも明確に情報共有可能なツールへの移行を考えていたが、ふと、単にメンバの音楽に対する志が低いだけなんじゃないかという気がしてきた。

いつでも練習できると思って結局学業やバイトを優先してしまう学生と、最終的な決定権は学生にある(大学のサークルだから)と一歩二歩ひきながら、過去の経験だか何だか数回合わせれば何とかなる(他でも練習できるし)と少なからず思っている一般メンバ、そんな状況で合奏しても良い演奏なんて出来る訳がない。実際素人が聴いていてその質が判別できるようなジャンルではないのだけど、低い意識で演奏されているものを少なくとも自分は聴きたいとは思わない。

ということで、学生と一般で一度腹割って話し合いをされてみてはどうか?ツール云々はその後の話だと思う。

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