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[337]夜、(2005/12/17)
銀座博品館劇場で『Sing with TORIRO 三木鶏郎と異才たち』。
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CMや主題歌で一度は聴いたことがある楽曲の連続に圧倒されるが、一番強烈だったのは、晩年、当時(1987年)まだ国内発売されてなかったMacintoshを購入、過去の作品をMIDIデータに変換していたというエピソード。飽くなき探究心と言うのは簡単だが、当時、この機械が音を奏でるということに既に70歳過ぎてた(鶏郎さんは1914年生まれ)老人が着目している事実がとてつもなく凄い。

で、実際のコンサートだが、うーん。。こういう趣向って難しい。三木鶏郎という「共通のお題」によって出演者の技量が炙り出されるという意味の面白さはあったのだが。例えば「NHKのど自慢」や「題名の無い音楽会」的空気感を、ロックやポップスのフォーマットに転換することの難しさとでもいうのか。中では、ハナレグミの竹中直人的テンションや後半登場した細野晴臣の芸人根性に救われたような気がする。

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