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[336]渋谷(2005/12/10)
○ックファーストで菊地成孔トーク&サイン会。
階段脇という軽く追いやられたような会場で(笑)ノンマイクのパネラー(菊地さんと「200CD」本の対談相手数名)の会話が店内の雑踏に紛れてしまい、耳が慣れるのにかなり時間を要する。

この本の面白さはディスクガイドとしての側面以上に本日のパネラーも含む選者の、菊地さんとの距離の取り方にあると思う。参加者の挙手(笑)による結果では岡村詩野さんの「ポップス編」と「ジャズ研の飲み会」と称された「ジャズ編」が面白かったという意見が多かったが、それは私も同意するところ。「ジャズ編」の究極の雑談っぷりには(それ故に鋭い意見が際立つ)笑わせて貰ったし「ポップス編」の、というか岡村さんの(菊地さんとは)相容れないであろうことを前提としつつ、それでも果敢に切り込もうと試みる姿勢も非常に面白かった。

その後、渋谷AXでカーネーション「HURRICANE NIGHT」。
青山陽一がゲスト出演するので急遽行くことに、というくらい最近のカーネーションには腰が重いのだが、そう感じたことを恥じなくてはいけないくらい素晴らしい内容だったと思う。おっさんの底力。でも、シークレット?ゲストの鳥羽修の演奏に非常にしっくりくるものを感じたというか、今のカーネーションに自分が不足(不満ではなくて)を感じているものがかっちり埋め合わされるような感覚があったのも事実なんだけど。

青山さんを中心に書いたレポートのようなものは、例によって下記に掲載してます。
[関連Link]

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