370番の記事表示
戻る HOME
[370]今月号の(2006/05/25)
ミュージック・マガジン。
特集記事が一部ファンに不評らしいのだが、個人的にはふーん、てな感じで普通に読んでしまっていた。

主要ライターや編集者が自分と同世代、或いは年下になった辺りから、この雑誌に対して「有り難く拝見する」といった意識が薄れてきたような気がする。別に年下だから頼りないとかミュージック・マガジン偉いとか、そういう絶対的な意識はない(と思う)んだけど、それでも自分が読み始めた頃(それでも80年代末だが)のミュージック・マガジンは、いや、ロッキング・オンやFOOL'S MATEやFM fanなんかもそうだが、貴重な情報源である以上に自分の知らない世界を教えてくれる格好の教科書だった。

個人的に今の音楽雑誌はカタログ誌と割り切って読むのがしっくりくる。実際その方向でまとめられた雑誌も散見するし。カタログ性の究極はインターネットサイトやコミュニティだろうし下手な記事よりネットの書き込みの方が的を得ているとの見方もあろうが、やっぱり紙にまとまっている方が読みやすいし所有欲も満たされる、というのはオッサンの発想ですな。

そのミュージック・マガジンに中島美嘉がアラン・トゥーサンやシリル・ネヴィルらと共演したという記事が。ニュー・オリンズ救済というテーマが広く伝わるためには何より売れなければならない、という意味では理解できる。カラオケが収録されるなら買うぞ、シングル(言い訳がましい)。ところでそのトゥーサン御大、来週1日限りの来日公演を行うのだが、その場所って確か運営に某社が絡んでいる筈なので、もしかしたらコステロより中島美嘉の飛び入りの方が可能性高いのか?

戻る HOME
CoolandCool