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[413]夜、(2006/10/20)
東京都現代美術館で高橋幸宏。
"Blue Moon Blue"ツアー番外編としてICCや仙台等を回ったものの千秋楽で、現代美術館の定例イベント"MOT THE MUSIC"の一環として開催された。常設展示室の作品の中でパフォーマンスを観るという、なかなかレアな機会。

セットリストはツアー時と全く異なり、最初に登場した権藤氏の鈴虫?の鳴き声を取っかかりに他のメンバーが即興で音を合わせていく(メンバーは高橋、権藤、高野、高田の4人)。いろいろな音の断片("Blue Moon Blue"の楽曲も含まれる)"が有機的、無機的な音やビートに浮かんでは消える様はまるで潮の満ち引きを彷彿とさせる。一番最後に"Cue"が分かりやすいかたちで挿入されていた以外、約1時間(実際は30分強の演奏と、MC挟み20分強の演奏の2本)の大インプロ大会という思い切ったものだったが、全く飽きの来ない、寧ろこの余韻を暫く味わっていたくなるような素晴らしい内容だった。幸宏版"Pet Sounds"と言えなくもない?今回のツアーは全て録音されており、良い部分をまとめて後日ライブ盤として発売する予定があるとのこと。非常に楽しみ。

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