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[552]夜、(2008/03/13)
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高円寺JIROKICHIで星川薫CD発売記念LIVE。青山さんが出演するということで。
主役の星川さんを全く存じあげない状態だったのだけど、調べると徳武弘文(Dr.K)から原田知世までかなり幅広くサポートされている。青山さんの日記では「ミーターズ的な粘っこいファンク」「スワンピー」など私好みのキーワードも見受けられ、これは観るしかないだろうと。

ライブは星川さんのバンド(g,b,dr,key,tb,tp,sax)にその都度ゲストが絡む格好。青山さんが言うように南部臭漂う、とても日本人が出しているとは思えないような黒い音(MCの中でsaxの方が「モータウンは嫌い、スタックスが好き」と仰っていたが、言い得て妙)に思わず体が揺れる。青山さんは一部後半のゲストコーナーと二部の最後に参加。人のライブで演奏することを私は「他流試合」と表現するが、確かにほぼアウェイな状況ながら、今回は緊張の中にもかなりリラックスした雰囲気が感じられた。何より演奏している人達皆が凄く楽しそう。青山さんの演奏に3管の分厚いホーンが絡む展開なんてそう見られないので非常に興味深く拝見した。

このライブは先日亡くなられたORITOさんの追悼ライブでもあった。生前一緒に活動されていたボーカリストの方々が涙でAl Green"Let's Stay Together"を熱唱している時、胸に迫るものがありながらも初めて観る奴がこんな場所に居て申し訳ないという、いかんともしがたい気分の方が先に立ち非常にいたたまれなくなっていたのだけど、その後出てきたIKURAさんがパンチのある演奏(Otis Redding"Security"とJB"I Feel Good")と最低スレスレのジョーク(笑)でその後の流れを大きく変えていたのが印象的だった。涙あり笑いあり、それがソウルというものか。

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CoolandCool