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[597]夜、(2008/07/15)
渋谷duo MUSIC EXCHANGEで「ORITOトリビュート」。
生前ORITOさんと親交のあったアーティストが多数出演する中、我等が青山さんもご出演。
ORITOさんの最後のバンドメンバーでありミュージカル・ディレクターでもあった星川薫さんとのご縁ということで、先日も星川さんのレコ発に呼ばれていたが、本来ならそこでORITOさんと初体面していた筈だったのだそう。冒頭のMCこそ緊張?で噛み気味だったものの、星川バンドを従えてのカーティス"Superfly"でのクールネスは、熱く躍動的なパフォーマンスが多い中ひときわ異彩を放っていた。

ORITOさんについては失礼ながらあまり存じあげないのだけど、セットチェンジの間に上映される過去のライブ映像を観ると、アル・グリーン(新作が実に素晴らしい!)やサム・クック等のソウル・レジェンドの影が見え隠れする中で独自の「日本のソウル」を表現しようとするその姿勢に心うたれるものがあった。ヒップホップやクラブシーンとも積極的に関わっていたようで、それはゲストの多彩さ(グッチ裕三(ビデオ出演)からL.L Brothers(!!)、DJ HASEBEまで)にも強く現れていたように思う。

しかし、チャカ(元PSY・S)のサイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」カバーは凄かった。この曲は元々古いゴスペルから着想を得ているらしくソウルとの親和性が高いのだけど、そのどす黒いアレンジを軽く凌駕するチャカの歌唱力と存在感(歌い手の「熱」にバンドが反応していくのが分る)にはただただ圧倒される。

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