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[611]夜、(2008/08/16)
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渋谷O-WESTで「架空楽団30周年記念公演」。
ムーンライダーズ、あがた森魚のコピーバンドとして知る人ぞ知るこのバンド。ライダーズの前座で何度か観たことがあったけど、ワンマンは初めて。ワンマンといっても今回はこの人たちの記念イベントなので豪華ゲストが出演するし、正直そっちがお目当てなのだが。整理番号は結構若かった気がしたが、ステージのやや拡張された1階は既に席が埋まっており、2階の関係者席(私の前にはデザイナーの矢吹申彦氏が座っておられた)すぐ後ろで柵越しに観戦。

ライブは途中休憩を挟む二部構成の約4時間(!!)。個人的には前日の「カンコンキンシアター」(非常に下らなかった!←最上級の賛辞)に続き2日連続の4時間越え(苦笑)。

架空楽団はのっけからマニアックな選曲(「アルファビル」とか「紅いの翼」とか)で独自の「ライダーズ愛」を開陳。ライダーズ「何だ?このユウウツは!!」〜あがた「バンドネオンの豹」のメドレーって。第2部1曲目が「マニアの受難」って。ちなみに「何だ?このユウウツは!!」「ビューティー・コンテスト」は慶一さんから「もう演らないから」ということで架空楽団の持ち歌になったそうな。

曲によって鈴木博文を除く本物のメンバーが登場し、各々架空楽団をバックにソロを披露(岡田さんはアコーディオンで「ニットキャップマン」、慶一さんはくじらさんのバイオリンで「月夜のドライブ」、かしぶちさんはアンコール「スカーレットの誓い」でドラムを披露)。永遠の軽音部、究極のアマチュアイズム、そんなところに共感できる(共感することを良しとする)バンドも珍しい。あがたさんや鈴木茂(「花いちもんめ」)との邂逅では逆にそこの違いを(良い意味で)見せつける結果となっていたのも面白い。技術もさることながら、当たり前だけどオーラの圧倒的な違いというか。

他にはサエキけんぞう(白井良明と「青空のマリー」熱唱)、田村玄一(「イスタンブールマンボ」でスティールパンを披露)、ライオンメリー(久々にメトロファルス2名が共演)等が登場。ちなみに青山さんは野音のライダーズ30周年と同じく"BTOF"を披露。見た目は一番バンドに馴染んでいたような(笑)。

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