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エディー・リーダーのライブ。新作を受け、同郷の詩人ロバート・バーンズ作のトラディショナルソングがメインに据えられた2時間(2回のアンコール含む)。フィドルやホイッスルがあることから、いつもよりそうした色合いが強いことは連想されたが、彼女が歌うことで楽曲そのものの素晴らしさが浮き彫りにされ、アルバムを聴くだけではピンとこなかった部分がどんどんクリアになる感じがした。お馴染みブー・ヒュワーディンを含むバンドのサポートも実に的確で、トラッドからヒット曲(ちなみに今回演奏されたフェアグラウンド・アトラクション時代の曲は(確か)"Perfect","Find My Love","Comedy Waltz"の3曲。"AE FOND KISS"をカウントすると4曲)も違和感無く綴られる。個人的には過去のソロ公演の中でも1、2を争う内容だったと思う。「女ヴァン・モリスン」の呼称は伊達ではないというか(笑)。
エディ・リーダー(vo.g) ブー・ヒュワーディン(g.vo) イアン・カール(g.vo) アンディ・シュワード(b) ジョン・マッカスカー(fiddle,whistle) アラン・ケリー(accordion)
本編ラストを飾る、恐らく日本で一番知られるバーンズ曲「蛍の光」("AULD LANG SYNE")を、観客のフォローの中、一生懸命日本語詩で歌う姿が印象的だった。
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