途中DJタイムということで、家の棚から適当に選んでラジカセで回したのだけど、今井美樹の"The Lady Wants To Know"(マイケルフランクスのカバー)をかけたら、某ダンナが「この家にはこういうのがちゃんとあるんだよ」と感心?しておられた。どういう意味か分からないけど、個人的に今井美樹、結構好きなんすけどね(苦笑)。まあ積極的に聴く訳ではない(アルバムこの1枚("fiesta")しか持って無いし)けど、この人の声ってリスナーのみならず、音楽作る人に「是非使いたい」と思わせる何かがあるような気がする。だってねえ、この声でAOR演るってのはやっぱり卑怯でしょう。以前坂本龍一は自分のアルバムでボサノヴァ演らせたりしてたし。本人はそこにジレンマを感じていた、というような話をちょっと前に聞いた覚えがある(確か布袋との出会いに絡めた話だったような)が、ここにも演りたいものと演るべき(望まれる)もののギャップがあるんですなあ、とか何とか。
夜、銀座で友人のライブ。自分の披露宴二次会でも演奏してもらったことがあるが、お金払って見るのは恐らく初めて。では感想、って知り合いのライブの感想程難しいものはないんですが(苦笑)、おそらく本人も気付いていると思うのだけど、ボーカリストの声の特性と演ってる(演りたい)音楽とのギャップ、具体的に言うとドロドロのブルースよりは軽いポップな感じの方が似合うしハマッているように感じられた。そこが敢えて敬遠?するところかも知れないが、もともとちゃんと歌える人なので、ちと惜しいなあと。あとギターの人は照れがモロに音に出ていて、聴いてるこっちまで気恥ずかしくなる瞬間が多々あった。楽曲の構成力自体はかなり確かだと思うので、双方上手く噛み合えば結構面白くなるのではないか、などと偉そうなことを書いてみましたが如何でしょうか(訊いてどうする)。最後に、相方のリクエストである"How Can I Be Sure"のカバー、凄く良かったです。