聞かれてないついでに書くと、MJのTIIは2回観ました。 感想は数多あるネットレビューをご覧あれ。私ごときが今さら「感動した」だの「本当に凄い人だったのね」なんてことを言ったところで意味が無い。ひとつ言っておくと、リハでもあの服装センスなのか!とか、会話に漂う独特な浮遊感が何とも長嶋(セコム)っぽいのが流石はKING OF POPというか。しかし最終日の尋常ではない混雑っぷりとか、「何回観た」というのが最早挨拶代わりになっている状況、何度観ても飽きるどころか寧ろ新たな発見があるのは、それこそ映画というよりコンサートのそれにもの凄く近い。もう新たなライブが観られないというのが大きく異なるが。最終上映が終わり、それまであった看板やポスターが跡形も無く片付けられた劇場を見ると、その喪失感が一気に込み上げ何とも言えない気持ちになってしまう。
夜、India Live The Skyでライブ本番。 長野在住?アーティスト二組が対バンだったのだが、中では近藤房之助に桑名正博をブレンドしたような声で、The Bandやらエリクラやら独自のアレンジで弾き語るAckieさんが面白かった。もう1組のレアスイーツは大学生バンドらしいのだが、歌詞はともかく音はバンド名程甘くなく、そういう意味では好印象。 で、BM's。最初は地元故の緊張かミスも散見されたものの、段々いつもの調子を取り戻していく。ここにきて初披露の楽曲等も飛び出すのは臨機応変な対応が可能なこのバンドならでは。"Cyclone"はドラムのアレンジから受ける印象か、ややラテンな風合いも。
11日。Billboard Liveでエディ・リーダー東京最終公演。 ライブ会場が現在の彼女のファン層を如実に物語る。ソロ初来日(1992年、就活の合間に心斎橋クアトロで観たのを思い出す)から17年ですからねえ。。場の空気を反映してか、今までの彼女のライブの中では、やや上品な盛り上がりという印象だったが、途中"New York City"という曲の前に後ろのカーテンを開けた(六本木の夜景が見える)辺りから段々熱を帯びてきたように思う。フェアグラウンド・アトラクション時代からの盟友、ロイ・ドッズ(ds)や、もはや片腕ブー・フュワデーィン(g,cho)も好演。毎回思うのだが、この人、アーティストというより芸人ですな。みっちり堪能させていただきました。
13日。新宿PIT INNで「菊地成孔SINGS ONLY SLOW」。 恒例3days中日の余興、というには(個人的に)豪華過ぎる、菊地さんの歌モノライブ。 こんな酔狂なライブに何人集まるのか?というのは瞬間に愚問となる(即日完売だったそう)が、その満杯の観客の期待をよそに、相変わらずの飄々とした面持ちで、スタンダードからYoutubeで見つけたというジャズマンの名前を織り込んだ曲(下記リンク1)から、サンバにアレンジされたムーンライダーズ"G.o.a.P"、エルトン・ジョン「過ぎし日のアモリーナ」(リンク2)という、非常に面白い選曲で楽しませていただいた。 リンク1:[関連Link] リンク2:[関連Link]