5. 石のうさぎ
(words & music by y.aoyama)

 本当に疲れた どうき息切れ
 塀越えたら そこはうち

 もうじきいい匂い もうひと息で
 塀越えたら そこはうち

 末期世に降る石のうさぎ
 これ以上大きくなろうか?
 大きくなろうよ

 家についてからうがいまずする
 塀越えたら そこはうち

 耳のそうじをして欲しいけれど
 塀越えたら そこはうち

 末期世に降る 石のうさぎ
 これ以上大きくなろうか?
 最後に証拠を
 大きく残せないかねえ


9. 花のトリコ
(詞 青山陽一 さいとうみわこ/曲 青山陽一)

 夏に覚えたての すごい魔法をかける
 一度かかれば ふわり浮かんで

 月に似てる向日葵 夢見るように回り
 夜の地上に降りて囁く 胸が騒ぐ言葉で

 ふいに触れたら ふたつに割れて
 すぐにあふれだす 花のトリコ
 扉が開き 深い何処かへ
 夜に回り出す 花のトリコ

 終わらない金縛り いつかは折り重なり
 沈むような心のあいだに

 花びらが歌いだし 舌を出して回りだし
 泣き出すまで 魔法はとけない

 ひとすじの汗光る

 とげが刺さった はだかの指に
 息を吹きかける 花のトリコ
 夜の太陽 秘密が見える
 影だけが咲く 花のトリコ

 じっと この目を こらせば ひそかな 花はここ
 うかんでくる
 そっと この手を のばせば かぐわしい 花はここ
 すぐに あえる

 ひとすじの汗光る

 ふいに触れたら ふたつに割れて
 すぐにあふれだす 花のトリコ
 扉が開き 深い何処かへ
 夜に回りだす 花のトリコ


CORNFLAKES
I am running cornflakes
You're fighting pork beans
確か今の顔 良く見てる
I am running cornflakes
You're sleeping pencil case
醒めた目が揺れる 缶の中

喉元にからむモノが気になる
押さえ込むことも無駄なこと
空気のせいにする 何かかじりながら
はじけ飛ぶ部屋のカビが増す
それから後のことを忘れてる

I am running cornflakes
You're fighting pork beans
確か今の顔 良く見てる
I am running cornflakes
You're sleeping pencil case
醒めた目が揺れる 缶の中

足にからみつく熱気に負けて
着てたものをすぐ脱ぎ捨てる
火山が吹き上げる様子を眺めて
誘いにかたむく声を出す
それから後のことを忘れてる