【MINAKO YOSHIDA & THE BAND】2000.08.10 SWEET BASIL139

=メンバ=
 吉田美奈子(vo)        難波弘之(key)
 岡沢 章(b)           山木秀夫(ds)
 土方隆行(g)

●第1部(19:30〜)
 01.新曲(タイトル失念)
 02.〜午後の恋人(GAZER)
 03.CORNER(KEY)
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 04.MISTIC PARADISE(EXTREME BEAUTY)
 05.10月の夕闇(SPELL)
 06.少しだけ.....(新曲)
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 07.STILL MOON(EXTREME BEAUTY)
 08.TOWN(MONSTERS IN TOWN)
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 久々に見た(前回は行けなかった)バンドでの美奈子さん。前回からドラムが
 山木秀夫氏に替わっているのだけど、先代(笑)の沼澤氏の「引きの美学」と
 でもいうか、タメまくりのドラムに比べて、山木氏はもう「攻め」のドラムと
 言ってもいいくらいに攻撃的で、初っ端から圧倒されてしまった。シンバルを
 多用するそのスタイルは、沼澤氏のフレーズがまだ耳に残っていると少々耳障り
 にも聴こえてしまう(特にスローな曲)が、ファンクやヘヴィ−な曲調の場合
 はまさに適材適所というか、特に07の間奏や08でのしなやかで重いグルーヴと
 いったら!!

●第2部(21:00〜)
 09.凪(DARK CRYSTAL)
 10.LOVIN'YOU(MONSTERS IN TOWN)
 11.SHADOW WINTER(SPELL)
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 12.TAN TAN(DARK CRYSTAL)
 13.KNOCK KNOCK(MONSTERS IN TOWN)
 14.BLACK EYE LADY(MONSTERS IN TOWN)
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 15.CROW(SPELL)
 16.頬に夜の灯(LIGHT'N UP)
 17.音楽の言葉(新曲)
 18.FOOTSTEPS(新曲)
 ===================================Encore
 E1.TEMPTATION(新曲)

 2部はとある映画のエンディングに使用されることになったという「凪」
 からスタート。例の「すずらん」もそうだけど、いい音楽を作り続けている
 とこうやっていろんなところで陽の目をみるというか、各方面で気にかけて
 くれる人がいるものなんですね。しかし自身のレコーディングに関しては
 「今は考えていない」とのことで少々複雑な気分に。でもまあ、こうやって
 頻繁にライブを行っているのも聴き手との直のコミュニケーションを第一に
 考えているからであって、「聴きたければライブを見に来て下さい」という
 のも当然といえば凄く当然のことかも知れない。

 美奈子さんをして「こんなヘヴィ−なこの曲は聴いたことない!」と言わ
 しめた11や、久々に演った(私は初めて聴くかも知れない)12、そして
 夏風邪とは思えない程素晴らしい声を聴かせてくれた岡沢氏の13などなど、
 こういう音を出されると、確かにライブを見るのが一番!という気もするの
 だけど、だからこそ、この状態を是非作品として残していただきたい、と
 思うのも正直なところで。何かと難しいことなのかも知れないけれど。