【青山陽一&the BlueMountains ワンマン】 渋谷ON AIR WEST

 青山さん自体はかなりの回数見てるんですけど、Bluemountainsと
 してのライブは3月のクアトロ以来なので、結構期待してました。

 久々といっても特別変わった趣向もなかったのですが、やはり凄く
 良いです(^^;決して派手に盛り上げる(盛り上がる)訳ではないし
 地味もいいとこだけど、何かじわじわとグルーヴが伝わってくると
 いうか、知らない人でも強要されず自然に「良い」と思えるような
 そんな音楽を演れる数少ない人だと思います。

 取り敢えず今回のメンバとセットリストを。

<メンバ> ゲストを加えた大所帯構成
 青山陽一(G,Vo)
 田村玄一(Pedal Steel,Steel Pan,Cho)
 横川タダヒコ(Elec Violin,Bass,Cho)
 石坪信也(Dr)
 桜井芳樹(G,Cho)
 川口義之(Perc,Sax,Cho)
    +
 伊藤隆博(Tronborne,Key)
 青木孝明(Bass,G,Cho)

今回は横川さんがバイオリンで青木さんがベ−スというのがメイン
でしたが、曲によっては横川さんがベ−スに持ち替える(その間、
青木さんはギタ−弾いたり後ろに下がったり)こともあって、なか
なか興味深かったです。メンバ全員マルチ・プレ−ヤ−ですからね。

<演奏曲目>
= アコースティック =
1. チョコレートで飛ぶ(新曲)青山アコギソロ
2. ベッドが走る(アルバム未収録)青山+田村(Steel Pan)
= バンド合流 =
3. Jumpin' Jack Flash(ストーンズのカバー)
4. 新曲?

Jumpin' Jack Flashを見事にブル−スにリアレンジしていました。
基調はブル−スなのに、4ビ−トの裏で沖縄っぽいリズム鳴らしたり
結構好き勝手なことやってます(^^;

4..は多分新曲だと思います。これも凄くブル−ジ−な曲でした。
大阪でも何曲か新曲が披露されたと会場で配られたチラシ(BMP)には
ありましたが、その中の曲かどうかは分かりません。

5. サイクロン
6. SEED SONG
7. 王様の娘
8. 左足が泣いている
9. IKO IKO IKO

横川さんの(エレクトリック・)バイオリンですが、これがまた
凄い(^^;。ベ−スの時も毎回凄くテンションの高いプレイを見せるの
ですが、9.でエフェクタ−かませて狂ったようにノイズを弾きまくる
姿は壮絶でした(前の女の子、ヒいてたもの(^^;)。

10. Vampire
11. King of Diving

11.のラストにビ−トルズの"Day Tripper"のフレ−ズが挿入されて
いました。何かコステロ的で好きです、こ−いう引用。

12. 紅茶ブルーズ

アルバムでは打ち込みの曲ですが、今回はホ−ン/バイオリンの絡む
もの凄いアレンジになってました。
再びビ−トルズの話になりますが、ジョンの「ヤ−・ブル−ス」を
ホウフツとさせるアレンジといいますか。凄くル−ズな感じです。

13. Queen Bee
14. Big Black Pool
15. Mountains
16. 水に浮かぶダンス

13.は田村さんのSteel Panのソロから入っていきます。
しかし、こうも非ロックな楽器を使ってロック出来るってのは、
 一体何なのでしょうか(^^; つくづく変なバンドですよね。

15,16.は久々(16.はバンドVer.はホント久々)だったので、凄く
盛り上がってしまいました(^^; こ−いう昔の曲もいいなあ。

= 1st Encore =
1. Mercy,Mercy,Mercy(誰の曲だっけ?ソウルのカバー)
2. 地底へGO

= 2nd Encore =
1. Slit No.1(グランドファーザーズ時代の曲)
※Steel Panの弦が切れてしまい、間繋ぎに途中まで演奏(笑)

滅多に切れないそうなんですが、切れると結構修復に時間が
かかるそうで、業務連絡も交えつつ「1曲演るか」てな感じで
いきなり始まりました。でも途中まで(^^;

2. Million Miles Long Hair
3. HOUSE-HUSBAND

3.が最後とは思わなかったので、びっくりです。

これもライブで見るのは久々、というかもしかしたら初めてかも。
途中でメンバのソロ回しもあったりして、結構長い演奏でした。
これで椅子席じゃなければ、無茶苦茶盛り上がったのに(^^;

 青山氏は年末から新作のレコーディングに入るそうで、完成までは
 BM'sでの活動はなさそう(新作発表は夏ごろか?)ですが、ソロでは
 突発的にライブをやるようですね(既に2月に決定している(^^;)。