【Lonesome Strings with 青山陽一】吉祥寺 MANDA-LA2 Lonesome Strings: 桜井芳樹: guitar,etc 田村玄一: weissenborn,pedal steel guitar,etc 原さとし: 5strings banjo 松永孝義: contrabass 01.フランクリン再訪 02.Depression a Go Go 03.Forever Green Blues 04.Jessica(The Allman Brothers) 05.墓に近寄るな 06.African Marketplace 07.旅行 with 青山陽一(G,Vo) 08.停電 09.Can't Find My Way Home(Blind Faith) 10.Drop The Face 11.Million Miles Long Hair 12.You Don't Have To Cry(C,S&N) 13.真昼間の見知らぬトーン(Sakana) 14.五つめのシーズン 15.John Barleycorn(Traffic) 16.難破船のセイラー 17.Smack Dub In The Middle(Ry Cooder) =Encore= 18.Knock On Wood(Eddie Froyd) 19.Golden Dreams(Syd Straw) 20.I'll See You In My Dreams(Robert Crumb) 実はBM'sのライブよりも密かに期待していた(笑)この組み合わせ、仕事が長引いて 結構ギリギリに到着したものの、何とか最初から見ることができた。 ギターにバンジョーにウッドベースにペダルスティール、アコースティックな弦楽器が 織り成す独特のウネりが非常に心地良い。ちょっと前のジム・オルークがよくやってた ドローンな感覚の中に『ディスカバー・アメリカ』が滲み出したような、あ、それって ライ・クーダーじゃないか(笑)。ライやビル・フリーゼルって意外と音響派との接点を 語られないような気がするが、私が知らないだけ?というのはともかくとして、そういう 絶妙な丁度良さ加減は時として睡魔を呼び寄せるものだけど、ことのほか集中して見る ことが出来たのは、ロンサムと青山さんの根底に共に流れるポップな感覚ゆえなのだと 思う。ドラムレスというリズムに支配されない(とはいえリズムキープは様々なかたちで なされるのだが)形態も、メンバーの自由度を高めていた。選曲もお見事。本編最後の "Smack Dub In The Middle"にライの『ショー・タイム』(ライブ盤)を重ねていたのは 決して私だけではないと思う。 しかし凄く皆さん演奏を楽しんでいる。客として観てるだけってのが逆に悔しく感じられ るくらいに。演ってる側が心底楽しんでいるステージって、見ている側にもしっかり伝わっ てくるものだ。欲を言えば、このメンツで"Vampire"が聴きたかった(笑)。 ※セットリスト補完のため、ロンサムストリングスのHPを参考にしました。 このHPの掲示板への桜井氏の書き込みによると、ライブでははRichard & Linda Thompson "Down Where The Drunkerds Roll"のカバーが没になったそう…残念。