【青山陽一&the BlueMountains ワンマン】 2000.7.13 Club Quattro


 もはや伝説になろうとしている4月のライブから、わずか3ヶ月という
 ハイペースでワンマンが実現したBM's。ペースだけなら昨年とほぼ同じ
 なんだけど、前回のライブで受けたインパクトが強かっただけに今回の
 期待度はかなり高い。でもそれは他のお客さんも同じなんだろうな、と
 いう、誰に確かめた訳でもないけれど妙な確信まであったりして。


- BLUEMOUNTAINS -
青山陽一:Vo,Eg,Ag
石坪信也:Drs
青木孝明:B,Cho
田村玄一:Eg,Pedal Steel,Cho
伊藤隆博:key,Trombone,Accordion
川口義之:Per,T.Sax,Flute,Cho

- SET LIST -
01.燃える女とスネイク
02.最後はヌード
03.Tragic Magic Home
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04.COUNTRY ROAD
05.SPIDER(from outa space)
06.FRIDAY RIDER
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07.Hideaway
08.Elephant
09.〜光の一輪車
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10.Quick Talk
11.〜SEED SONG
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12.BLOODY APPLE SONG
13.Starlab
14.〜曲がる曲がる
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15.GONE
16.DOUBLE TONGUE
---------------------Encore
E1.SHOOT OUT AT THE FANTASY FACTORY(トラフィックのカバー)
E2.電波組曲
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E3.Good Aliens
E4.地底へGO
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E5.SO FAR,SO CLOSE


 今回は「燃える女とスネイク」というハードなオープニングにも象徴
 されるように、かなりライブのノリを意識した構成になっていたのでは
 ないだろうか。そう書くと「じゃあいつもは意識してないのか」と言わ
 れそうだけど(笑)、そういう意味じゃなくて、今のBM'sのバンドと
 しての一体感を全面に押し出すには、これは格好の選曲だったのでは
 ないかと。高橋健太郎氏(今回もいらしてましたね)が「フィッシュ
 より凄い」と評した今のBM's。確かにこのバンドが醸し出すグルーヴ
 の強靱さは、最早クアトロよりも日比谷の野音とか、そういうオープン
 な空間により適しているように思える。暑い夏に熱い演奏。このバンドで
 野外、是非見てみたいよなあ(切望)。
 
 でも「勢い」を全面に打ち出すあまり(?)全体的に荒さが目立った
 のも事実(音の悪さも若干気になったが)で、そこは「引き換え」と
 解釈するかどうかで印象が少し変わってくるところ、かも知れない。
 『Ah』からの選曲が普段より多くなっていたのは実に興味深いし、
 そういう中でこそ中盤の「夏らしい」3曲(玄さんのペダル・スティ
 ールを大きくフィーチャー)の陽炎のように揺らめく感覚がひときわ
 輝きもするのだけど。しかし「Elephant」のあのアレンジにも驚いた
 が、そこから「光の一輪車」に繋がるとは!!