テグラ・ロルーペ(ケニア) 2時間20分43秒 ベルリンマラソン 1999/09/26(Sun)
高橋尚子(積水化学) 2時間21分47秒 バンコクアジア大会 1998/12/6(Sun)
山口衛里(天満屋) 2時間22分12秒 東京国際女子マラソン 1999/11/21(Sun)
コースや気象条件等が違うので、単純な比較はできませんが、参考までにどうぞ〜。
5km毎の平均速度(時速→km/h)がわかります。「絶対比較」といえるでしょうか。
高橋尚子選手と山口衛里選手の30kmから40kmまでのスピードダウンがほとんど同じ。
ロルーペ選手は、30km過ぎのペースアップがスゴイ。
セビリア世界陸上での市橋さんも比較した表はこちら↓
セビリア世界陸上が、前半おさえにおさえたレースだったことがはっきりわかります。
さて、ここで、1998年名古屋国際女子マラソンの高橋尚子選手の記録も比較してみましょう。
あの驚異のスパートを見せ、当時の日本最高記録をマークしたレースです。↓
高橋尚子選手にとって、名古屋の30kmまでは軽いジョギング程度でしかなかったのか!?
っていうくらいスゴイですねえ。2000年の名古屋でもスゴイことやってくれるでしょう。きっと。
世界最高 | 日本最高 | 世界陸上 | 東京国際 | |
テグラ・ロルーペ | 高橋尚子 | 市橋有里 | 山口衛里 | |
0km | 0 | 0 | 0 | 0 |
5km | 980 | 997 | 1,078 | 984 |
10km | 1,952 | 1,983 | 2,126 | 1,966 |
15km | 2,952 | 2,956 | 3,187 | 2,958 |
20km | 3,964 | 3,938 | 4,234 | 3,951 |
25km | 4,972 | 4,928 | 5,310 | 4,960 |
30km | 6,038 | 5,942 | 6,363 | 5,975 |
35km | 7,027 | 6,971 | 7,373 | 7,006 |
40km | 8,013 | 8,042 | 8,378 | 8,081 |
42.195km | 8,443 | 8,507 | 8,822 | 8,532 |
リーフファイターさんより、市橋さんのDATAを教えていただきました。どうもありがとうございました。
市橋さんの場合、レース展開が全く違ったので、タイムで比較するのは酷ですネ。
肌色背景セルは3人中TOPに立っていることを意味しています。
秒になおすとほとんど差がなく感じられるような…。
やっぱりグラフ化した方がわかりやすいと思い、作ってみました。
5km毎の通過地点における順位とタイム差がわかります。「相対比較」です。
グラフが上の方が順位が上。
各ポイントにおけるタイム差は縦軸を見てください。
ロルーペ選手が飛び出すも、高橋選手、山口選手が射程距離にとらえながら、しっかりとついていき、15kmをすぎて高橋選手が逆転、引き離しにかかるも、35km過ぎに猛然とスパートするロルーペ選手に逆転されて、逃げられる、という展開と言えるでしょうか。一緒に走っていれば、全然違ってくるでしょうけどネ。セビリア世界陸上での市橋さんも比較した表はこちら↓
んー、この比較は市橋さんには酷ですねえ、やっぱり。
ま、なんにしても市橋さんが高速レースをどの程度までできるか、楽しみです。