「蒼きウル」とは、はたして何か？

　ガイナックスが「ふしぎの海のナディア」以降の作品を作るべく様々な企画書が提出されは消えていた。そんな企画会議がなされていたさなか、山賀博之（「王立宇宙軍」監督でガイナックス社長）が、「次代のガイナックスを担うにあたり『王立』にケリをつける必要がある・・・・」といった命題からの企画始動、時は９３年。しかしこの企画は凍結される事になる


何故凍結なのか？
　本当なら、「エヴァ」よりも先に完成していたはずの作品でしかも原作・監督の山賀博之氏、監督廃業十周年作品（笑）。この作品が何故凍結される事になってしまったのか？
　予算です（笑）。いや、笑えないんだけど、この映画実は、お金がかかるんです。だいたい１３億から２０億かかる映画なんですこれが。その上、９２〜９３年のあの時期に、そんなに予算を出してくれるスポンサーもいるはずはなく、凍結。と云うことらしいです。
　この時に庵野氏から出てきた企画が「エヴァンゲリオン」で、スタッフもそちらにスライドという形になったのです。



・・・・・・・・しかし、その凍結が解除されつつある。


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