庵野監督が”裸踊りした”作品！
　このアニメは前作「トップをねらえ！」で出し尽くし、ネタ的に何も無くなってしまった。庵野監督が裸踊りをした作品（笑）。全３９話を通して観ればすぐわかると思いますが、いわゆる”島編”の前と後では全然雰囲気が違うのがわかると思います。
　僕自身、観るのがつらい時期があった。つらいっていうよりは”気持ちが悪い”勿論面白いんだけど、その奥にある作家的な気持ちが観れて、「ガンダム」に感じる富野監督の気持ちの悪さが伝わってくるのと同じくらいの感覚を感じるアニメーションになっている。監督本人が「全力を出してる」って云っている「エヴァ」にはこの雰囲気は全然でていなかったので（感じることができなかった）、如何にその時何もなかったのかがわかります。
　物語の後半は殆ど出る幕が無かったですね。主役なのに、監督自身”不要なキャラクター”と云ってますが、まさにその通りだと思います。自発的な性格じゃないし、せっかく自発的な行動をとると、まわりが大ピンチになるという（笑）、本当に困った主人公。
　視聴率的には、ＮＨＫと云うこともあってか、毎回１０％を超えると云う物で、映画化もされました。（劇場版の製作はグループタック。僕は観てません。）でも、今の「エヴァ」人気を見ると、世の中視聴率じゃないなと感じる今日この頃です。

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