第拾四話
ゼーレ、魂の座
WEAVING A STORY
物語
人類補完委員会特別召集会議が開かれ、第三使徒から第十一使徒までの報告がされていたが、ゲンドウは第十一使徒の本部施設内への侵入は無かったと答えた。
一方NERV本部では、シンジによる零号機、レイによる初号機の機体相互互換訓練が行われていた。が、シンジが零号機に乗ったときに零号機が突如暴走。シンジは零号機からの精神汚染を受ける。結果的にシンジは助かるが、ミサトほこの事件に疑問を抱く。

登場語句
死海文書:
人類補完委員会及びゼーレ、ネルフはこの死海文書の記述通りに計画を進行している。死海文書とは、1947年に死海付近の洞穴で発見された物で(死海写本ともいう)内容的には旧約聖書とその外典とされている。この文書と同一の物と考えるのは危険だが、彼らの計画書のことを指していることは念頭にいれとこう。
ロンギヌスの槍:
キリストが磔刑にされたときに、ロンギヌスが刺した槍の事。この槍で刺した物はその槍以外ではその傷を塞ぐ事はできない。この槍を手にした者は世界を征服できるともいわれており、ヒトラーがその発見に力を注いだ事も有名な話。
解説
企画当初から二話作られる事が予定されていた総集編の第一弾。バンクフィルムからの再利用だが、背景の差し替えなど、その殆どが新たに撮影されている。しかもこの回で初めて使徒の名前も公表され、総集編といえど飽きさせない展開になっている。