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この映画を観てまず思ったのが、世の中にはアイドル映画というジャンルがあるが、これも所謂アイドル映画の部類に入る作品なのだなという点だ。「ヒトラー 〜最期の12日間〜」で名演技を見せたブルーノ・ガンツが出ているとか、大後寿々花が可愛いとか、話題となる部分も多いが、マツケン映画なのだ。この一言に尽きる。今となっては、日本にも捕虜収容所があった事実おも薄れてきてしまっているが、ここでの人道的扱いを貫いた板東俘虜収容所と松江所長の実話をベースにした話なのだが、どこを切ってもマツケン映画。それでもこの映画が素晴らしいのは、人々の描写を細かく的確に映像化しているからだろう。それにしても、ガンツ以外にもドイツ映画では、有名な役者が結構配役されていたりして、日本映画の好調ぶりを裏付けるかの様な感じが案外素敵。 本作は、第一次世界大戦後の話なだけあって、従来の日本の戦争映画とは異なる面持ちを示していると思うが、それは去年から続く戦争映画の流れの一環かもしれないが、こういった部分にかつて光が当たり難かった事を考えれば、この映画の価値は一層あがるかもしれない。それにしても悪い人が基本的に居ない。予告編を観る限りでは、結構な確執やら、軍部との舌戦(?)やらを期待していたのだが、そういう感じには納まらなかったのが個人的には残念。 でもそれが決してつまらないという訳ではなく、牧歌的な感覚と、アイドル映画としてのマツケン映画というのが非常に魅力的で、クライマックス第9の演奏のシーンも素晴らしい。映像的に弦が跳ねてたり気になる部分がある(CGで消せば良かったのに…、でもあれが演出なら凄いかも…)があるけれども、カラヤンの指揮する第9を5.1chで聞く機会ってのもサラサラないとは思うので、是非。 [このページの目次に行く] [あさはかな評論目次に行く] [ポストで志村に一喝!!] 日本製超大作。 「ローレライ」にもあった映像に対する情熱が今作にもほとばしっている。とにかく映像の出来に関しては日本の特撮ゴールデンチームなので、屈指のできと言っていい。CGを使用している部分は勿論あるが、シーンによってはアナログな技も上手く使い分けていて、CG全盛の映像に食傷気味であっても、そこにリアリティが上手く乗っているので、しっかりと(自然災害に対していうのも変だが)血の通った感覚がそこにはある。ただ、映画の中で一番気になったのは、主人公(草薙剛)の立ち回りだ。とにかく色々な所に現れる。日本が予測を超えるスピードで沈没し始めている最中なのに、彼は色々な所に現れる。その為、緊迫したシーンの後に、彼が登場すると「(そこに)どうやって来たんだよ!」とツッコミを入れてしまうのだ。映画のスピードが早いので、色々な所に顔を出すのはアリだと思うのだけど、せめてテロップで時間を入れて、見ている人に時間軸の調整を入れてほしかったというのが、個人的な気持ち。それがなかったお陰で途中で「アレ?」となってしまった。主人公なのに画面に出てこない方がしっくりくるんじゃ?とまで思ってしまった。カット割のスピードが劇場版のガンダム並に早いのだ(笑) 時間の経過という意味では、この映画は、最初のシーンで出ていた結婚式を挙げていた二人の行く末がその状況状況で現れている。これは映画の中で確認して欲しいのだが、気が付くと映画のひとつのテーマを見たような気になると思う。ヒロイン(柴崎コウ)は、この映画では可愛いのだ。特にラブシーンの所はちょっと萌えます(笑)ファンだったらそれだけでも見る価値はあるかもしれない。 いずれにしても、現時点での特撮における最高峰の映画であることには間違いない。そして最新のデータを基に”今ならこの未曾有の大災害にいかに立ち向かうか?”が前提となっており大幅に脚本が原作とは変わっている。この差を見るのも楽しいが、石坂浩二vs豊川悦司の新旧金田一耕介対決など、映画ファンが半ばゲーム感覚で楽しめる隠し要素もいっぱい入っている(カメオ出演だけでも相当なもの)そういった部分も含めて色々な角度で楽しめる娯楽大作になっているのは、間違いない。 [このページの目次に行く] [あさはかな評論目次に行く] [ポストで志村に一喝!!] [eggplantメインページに戻る] [ポストへ行く] | |
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