あさはかな評論

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任天堂の思惑のズレ?


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任天堂の思惑のズレ?

 任天堂でもいよいよ動画の配信が始まるのかと思った、富士ソフト製の「みんなのシアターWii」。しかしその雲行きが怪しくなってきた感がある。というのも、まずはリリースの遅れ。原因はなんだか知らないが、ゲームショウ2008で大々的にプロモート活動していたにも関わらず、2008年中のサービスインが、年明けに繰り越されてしまった。しかも、そのお陰で、任天堂と電通の組んだ配信サービス「Wiiの間チャンネル」の発表もされてしまう。
 両ソフト共、Wiiウェアであることには違いないのだが、まず最初の問題が価格で、「みんなのシアターWii」が同ソフトも含めて全て有料なのに対し、「Wiiの間チャンネル」は気本的に無料で中に有料コンテンツがあるという様なスタイルになる。パソコンの様な環境はさておき、Wiiの様なコンソールに於いて、他社の類似サービスが競合する様になるケースは極めて珍しく、どの様にサービスを進めていくかは分からないが、現状立ち上がりのタイミングに於いて、「みんなのシアターWii」がつまづいてしまった様に見えてしまうのは事実だ。
 映像配信においては、サービス上確実に広がるのは目に見えていながら、サービスを行っているどの会社も収益を確実に上げるという意味では苦労が絶えない様だ。その中において、Wii上で配信サービスを行うというのは、富士ソフトの次なる一手としては見事だと思うが、任天堂本体が競合し易いサービスを提供した事により、その旗印は大きく変わってしまう。何故なら、それが任天堂の抱える問題点とも言える「1stパーティが強すぎる」という所に起因している。任天堂が強すぎる為、サードパーティが立ち上がりにくいという状況があるのだ。しかも今回の場合、任天堂のサービスは基本が無料なので、立ち上がりのタイミングこそ分からないが、接続ユーザー数という意味では、「みんなのシアターWii」が苦戦を強いられるのは大方予想が付く。任天堂がどこまで本気なのかは分からないが、少なくとも「みんなのシアターWii」は、他とより差別化し、コンテンツの充実を図らないといけない事は必至だ。いずれにしても、Wii周りがゲーム以外で騒がしくなってきた事は事実で、今後注目すべき点と一つだと思われる。



関連:「みんなのシアターWii」

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