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重力異常地帯
−軽くキちゃってます−



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リニューアル制作復活版 原作 eggplant 脚本 しむらなおき S−01:紹介  中央にピンスポ、立っているTVリポーター。そして全照(ピンスポより暗め) リポーター 「東京経済大学第二部演劇研究会第五回公演のキャストを紹介します×××        ××××××(紹介)・・・・・・では、これより『重力異常地帯』始ま        ります。」  照明F.O.そしてSE、(ノイズ) S−02:事件現場  暗闇、めまぐるしいノイズの中リポーターは喋り出す リポーター 「え?、画の方はアヤシイ?、音は?、・・・・あ、音は平気?。じゃ、画        の方もなるべく頑張ってね。」  上ソデよりにピンスポ。マイク片手に立っているリポーター、イヤホンの調整をしてい  る。カメラがはいっている事に気付き  (ピンスポをカメラのスイッチに見立てています)  SE、F.O. リポーター 「失礼しました。えー、ここはJR国分寺駅にほど近い公園です。  照明落ちる        音声の方は大丈夫なようですが、映像の方は、色々不都合があるようです。        時々見えにくくなると思いますが、ご了承下さい。  照明つく(これ以降、全照の指示あるまで、適当につけたり消したりして下さい。)        で、何故、私が国分寺にいるかと云うと、今ここで大変な事が起きている        のです。その大変な事とはコレです。」  下ソデに、スポット。黒い塊にへばりついた少年がいる。少年不機嫌な顔で  注:照明の扱いはリポーターと一緒 少年    「メシ持ってこい」 リポーター 「この石と少年が突如国分寺に出現して以来、この区域一体の重力が異常を        きたしていると云うのです。一体どうしたというのでしょうか?」 少年    「メシ食わせろ」 スタッフ  「(声のみ)ハーイ、カット」  照明全照。舞台には、リポーターと少年のみ リポーター 「生、カメラテスがダメ・・・か、じゃ、一気に録画本番かな?」 少年    「メシ出せ」 リポーター 「ねぇ、須賀ちゃん。この石どうすんの?」 スタッフ  「(声)午後から、研究所の人が来て調査だって」 リポーター 「ふーん」 少年    「メシ」  リポーター、少年に近づき 少年    「メシ」 リポーター 「・・・・・・・・飯?」 少年    「飯、メシ、めし。」 リポーター 「何かこいつヤバそうじゃない?」 少年    「やばくない、メシ(超早く)」 リポーター 「・・・・重力異常っていっても、今んところ平気だよね」  間 リポーター 「この黒いの、なんだろ」  触ろうとする 少年    「ああああああああああああああああああああああああああ!!(喉壊す位        の大声)」 リポーター 「あーービックリした」 少年    「メシ」  又、触ろうとする 少年    「あああああああああああ!!メシ」 リポーター 「・・・・・・・面白い」  繰り返しする(三回位) スタッフ  「博士が来たよ」  少年をいじめるのを止めて リポーター 「え、本当?。カメラ回し始めて」  博士登場、(上ソデ)しかし、速攻で背後から何物かに刺される。そしてソデへひきず  る。(この間、リポーターはマイクテストや、本のチェックでそちらを見ていない。)  そして、刺した奴が白衣を着て登場する。 博士    「おや、マスコミがきているのか?」 リポーター 「あ、今回の事件を担当する博士がお目見えになりました。」  リポーター博士に寄る リポーター 「あ、今日はよろしくお願いします。早速ですが博士、今回のこの事件をど        う思われますか?」 博士    「原因と思われる物はアレですか?」 リポーター 「え、ええそのようですが」 博士    「なるほど」  ポケットからアヤシイ箱(放射能測定装置みたいなの)を取り出し球体と彼をチェック  する。 博士    「ふーん」 リポーター 「何か解りましたか?」 博士    「ああ、なんとなくね」 リポーター 「原因はなんですか?」 博士    「あ、あれは多分、・・・まず、我々が生きている上で普段使用している物        質を”正物質”正しい物質と書きますが、これによって生活がなりたって        います。水にしろなんにしろ正物質なわけです。その点に於いて物理学的        に反物質と言う物も提唱されてきて、最近ですと、ニュートリノなどがそ        うです。今回のこの事件は物質的には正物質をたもっていますが、何かし        ら物質的な不安定さがあるような、ま、職業的カンと言っても差し支えな        いですけれども。それを感じますね。詳しい事はもう少し調べてみないと        なんとも言えません。適当な事を言っても混乱させるだけですし、ま、何        でもプラズマのせいにするどっかの助教授よりは大丈夫ですよ」  この台詞の間に記者が下ソデより登場し、球体と少年を撮影している。博士自分の台詞  を言ったあと振り向き 博士    「お前は何をやっている。」 記者    「(写真とりまくり)」 博士    「お前は何をやっているといっている。」 記者    「写真知らないんですか?おたく?」 博士    「私はオタクじゃない!!博士だ!!、(少し落ち着いて)君は誰の許可で        写真を撮っているんだと聞いている」 記者    「この事件、報道管制も肖像権などの主張もでてませんよ」 博士    「今、この時点を持って私が出そう」 記者    「書簡じゃないものを主張されてもね。却下です」  そういって、写真を取り直す 博士    「(怒り)っっっっっくぅムカツク、後でさしてやる」 リポーター 「は?」 博士    「いや、何でもないですよハッハッハ」 リポーター 「所で、竹野内博士」 博士    「は?私は前園ですが」 リポーター 「あれ?、資料には・・・」 博士    「(焦って)あ、ああ、あー彼ね。彼はちょっと遅れるっていっていたんで        すよ。それで、臨時に私が」 リポーター 「あ、そうなんですか、」 博士    「(小声)やべぇ」 リポーター 「何か」 博士    「いえいえ」  記者こちらにくる 記者    「あれ、人工物ですね」 博士    「あれとはどれだ」 記者    「あの、男の下にある奴ですよ。どっかで見たんだよなぁ」 博士    「お前は何もんだ」 記者    「記者ですよ。フリーの」 博士    「雑誌の名を聞いている」 記者    「ミステリー雑誌『サルガッソ』ですけど」 博士    「あの低俗雑誌か」 記者    「どこが低俗なんですか」 博士    「私の住んでいる所のコンビニじゃ、左を『デラべっぴん』右を『おとなの        特選街』上を『(放送コード:音響よろしく)』下を『噂の真相』と四方        塞がりで置いてあるぞ」 記者    「今の放送コードなんですか?」 博士    「検閲だろ、文字と云った記号なら表現可だが、口にしてはダメってな」 リポーター 「いや、それよりも、何でミステリー誌がここに?」 記者    「一番確かな科学知識を持っているからでしょ。こうゆう雑誌って、ま、こ        れに限った話じゃないけど、基本的にザルな奴が書いてますから」 博士    「雑誌記者がそんな事ペラペラペラペラペラ」 記者    「問題無いですよ、フリーだし。」 リポーター 「で、どうして人工物って」 記者    「どっかで見た事あるって事位で、あ、あと、あのガキ何ですか?」 リポーター 「知りません。黒いの触ろうとすると騒ぐんですよ」 少年    「メシ」  記者が触ろうとする 少年    「あああああああああああああああああああああああああああああああああ        ああああああああああああああああああ!!・・・・飯」 記者    「・・・お前何もんだ?」 少年    「飯持ってこい」 記者    「持ってきてやるから答えろ、何もんだ?」 少年    「めし」 記者    「・・・・・・・・・(触ろうとする)」 少年    「ああああああああああああああああああああああああああ!!!」  記者さわっちゃう リ・博・少 「あ」 少年    「(大きな、ため息)」 記者    「・・・・・・・・・・・・・・・あれだけ騒いどいて、その反応は面白く        ないぞ」 少年    「飯、持ってきてくれると嬉しい」  照明F.O.(場転) S−03:事件現場2  再び、リポーターにピンスポ リポーター 「再び現場です。あれから、(時計みる)三、四時間経ちましたがその間に        変化が起きました。こちらです。」  全照、少年に向かって(客には背を向けて、)座っている人がいる。(出きれば複数)  その周りには”一部500円”と段ボールの切れ端にマジックで汚く書いてある物の下  に同人誌のような冊子が置いてある  博士は上ソデの方でイライラしながらいる  全照に合わせてBGM(cf:サントラ「AKIRA」の”唱名”)  リポーター近づく リポーター 「あのぅ」 信者    「・・・・・(経を唱えている)」 リポーター 「あのーですね」 信者    「・・・・・・」 リポーター 「あ、の」 信者    「とえええええーーーーーーーーーええええーえーえー(奇声:声潰れるく        らいの)」  リポーターだけ、びびる。 信者    「(落ち着いて)何か?」 リポーター 「えーっとですね」 信者    「冊子希望の方は五百円をお布施して下さい。さすれば、この『真理は我と        黒黒教と共に』が手に入ります。」 リポーター 「入りません」 信者    「この非国民が!!!」 リポーター 「な、何でですかぁ」 信者    「この御方は世界を救う方なのだぞ!!、それを崇めんとは、非国民が!!        お前のような奴は、ロンギヌスの槍で刺され、地獄六道を掛けずり廻り、        アラーの足元で泣き続けるだけのちっぽけな存在よ!!」 リポーター 「宗派ぐちゃぐちゃですけど」 信者    「うるさい非国民!!」  信者祈りに戻る。 博士    「おい」  振り向くリポーター 博士    「俺をいつまで待たせる気だ」 リポーター 「いやぁ、サルガッソの記者さん街ですけど、」 博士    「なめんな、ったく。それにコレ本当に放送してんのか?」 リポーター 「全国ネットですよ」 博士    「ギャラリーが一人として来ないじゃないか」 リポーター 「ここ数年マスコミが騒ぐのはキナ臭い事か、”日本ガンバレ”ばかりだっ        たから、誰もこれくらいじゃこなくなったんでしょ。」 博士    「ハッ、感覚麻痺した俗物共が、くだらん宗教と同じだと思っている」 リポーター 「え、違うんですか?、その手のネタだって言われて来たんですけど、」 博士    「何?」 リポーター 「秋の特別企画って事で」 博士    「何で?」 リポーター 「だってね、(ポケットを探り)こんな可愛い手紙で投書が何通も来たらね        ぇ、」  博士、うづくまり 博士    「(小声で)しまった、いくらあんな状態だったからってあんな事をしてい        たとは」 リポーター 「どうしたんですか?」 博士    「・・・・・・・」 リポーター 「あの、」  博士立ち上がりながら 博士    「フフフフフフフフフフッフフフフフフフフ、ではアレがなんだかお教えし        ようじゃないか!!」 リポーター 「ハイ!!」 博士    「実はあれはだな・・・・」 記者    「(博士に被って)いやぁ、お待たせしました」 リポーター 「あ、遅かったですねえ」 博士    「チッ」 記者    「ちょっと調べ物に手間取りまして」 リポーター 「あの黒いのに関してですか?」 記者    「いえ、そっちじゃなくて、あの少年の方」 信者    「少年ではない!!、教祖様の究極の形の一つでおわせられる!!」 記者    「何物ですか?あいつ」 リポーター 「何でも、黒黒教だって言い張ってますけど」 記者    「なんだ、カルトか、日本のカルトは大した事ないからいいや、俺はてっき        り(放送コード30秒位、その間記者口パク)とかだと思った。」 リポーター 「宗教団体じゃないのもありましたけど」 記者    「ついで、おまけです」 リポーター 「私刺される事は・・・・」 記者    「多分無いでしょ」 リポーター 「・・・・・・・・・・・・・・」 博士    「早く、調べてきた事答やがれ!!!」 記者    「あ、ハイハイ(メモを出す)」 博士    「ハイは一回!!」 記者    「ハイハイ」 博士    「てめっ」  リポーター、博士を抑えて リポーター 「まぁまぁ、落ち着いて」 記者    「いいですか?、まず、彼ですけど、」 少年    「わあああああああああああああああああああああああああああああ!」 記者    「彼の名前は川口能活、理工学部の学生です」 少年    「はぁぁぁぁぁぁぁ」 博士    「川口?、サッカー関係者か?」 リポーター 「ねぇ」 記者    「これは、学籍簿で確認済み、照合すら済んでます。」  記者、少年に近づき 記者    「さぁ、君がどうしてこんな事をしているのか、答えて貰おうか?」 少年    「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 記者    「・・・・・・そう来るか、(メモを見て、)えー、川口能活君、君の事は        何でも知ってるんだよ。住民票から、レンタルビデオのリストまでね、君        一週間前にビデオ借りてるね。しかも三本、新作をね。新作なんだから、        50円プラスなのにねぇ、何を借りたんだろうねぇ、」 少年    「・・・・・・飯持ってこい」 記者    「自分が何してんのか言ってくれれば、飯持ってきてやるよ」 少年    「・・・・・・・・・・・・・・・・」 記者    「・・・・えーと、借りてきたのは、『潜入女子寮5ー私の秘め事ー某有名        女子校編』・『ブルセラパニックやっぱり素人3』・・・・・」 少年    「わーーーーーーーーーー話す、話す!!話すって!!!」 記者    「女子校もの多いね」 少年    「好きなんだよ」 信者    「教祖さま」 少年    「うるさいよ」 記者    「どけ」  信者をどかす 信者    「法難じゃ、」 記者    「ふーん、じゃ聞くけど、お前、自分の団体を宗教法人にしてあんのか?」 信者    「め、名誉毀損だ」 記者    「ひょっとして、法人を偽装して、税金未納にしてんじゃないのか?」 信者    「・・・・・・・・」 記者    「見る?あんたんとこの金の動き、ついでに調べて来たんだけど」 信者    「フ、フン!!信心の無い奴は無知でたまらん」  信者荷物をまとめて去る 記者    「今知った団体まで調べてねえよ、バーカ」 リポーター 「で、何が判ったんです。」 少年    「こ、これだけは言って置く!!!。これは俺じゃない!!」 記者    「知ってるって、で、これはですね」  博士、記者の首に手刀、記者気絶。 リポーター 「な、何するんです」 博士    「(遠い目をして)世の中には知らなくて言い事もある」 リポーター 「いや、今は知るべき時期です」 博士    「そんな事は無いって、」 リポーター 「・・・・・貴方知ってますね」 博士    「いや、全然」 リポーター 「知ってます!。答えて下さい」 博士    「知らないって」 リポーター 「答えて下さい」 博士    「いや、だから」 少年    「(錦織健みたく大声で)それは二日前!!公園を横切った僕は、この黒い        物体に出会った!!理工学部の僕はこの怪しい形状に疑問を覚え、調べよ        うとした時!!滑って転んで、これにしがみついた。それが今の状態!!        しかもその時『カチッ』と音が、僕は悟った、これは地雷形の爆弾だと、        僕は心管を入れてしまったんだぁ!!・・・・と言うわけで僕は動けない。        動くと爆発する」 リポーター 「・・・・・・・・・・・ヤバイじゃないか!!」 博士    「・・・・・・・」  博士、少年に近づき 博士    「君の命がけの推理には感服するが、君は二つの間違いを犯している。一つ        めは(リモコンを出す)これにスイッチをいれないと(と言って入れる)        セーフティが解除されないから爆発はしないと言う事。今入れた。そして、        これは爆弾じゃない!!これは、私が地中に埋めて実験しようとしていた。        『核ミサイル』だ!!!」 リポーター 「いっしょだ!!」 博士    「違う!!、そこらのくだらんノドンや、パトリオットと一緒にするな!!        こちらはつかっているプルトニウムの純度が違う!!」 リポーター 「いや、そんなのは関係ないです」 博士    「何故」 リポーター 「貴方には現時点を持って、破壊活動防止法、もしくは騒乱罪が適用されま        す。立派な犯罪者です」 博士    「何つれない事を言っている。仲間じゃないか」 リポーター 「何時なった何時」 博士    「さあね」 リポーター 「あんた狂ってる」 博士    「(腰を指し)持病は持っているが(頭を指し)こっちは平気だ」 リポーター 「じゃあ聞きますが、この状態で爆発したらどうなります?」 博士    「完全に地中に埋まっている場合、半径2000メートルのクレーターで出        来るな、それに地盤沈下は最大で30メートルと言った所かな」 少年    「これは頭がむき出しだ!!」 博士    「うるさいな、それが10cm以下なら」 少年    「確実にそれより上だ!!」 博士    「なら、半径4000から6000は、爆心地になる。私の計算が正しけれ        ば、爆発後1分08秒後に関東全域に高濃度の放射能が降り注ぎ、死者は        200万をくだらん!どうだ!!さすがだろ!!」 少年    「どうだじゃない!!何自慢してるんだこの親父は!!」 リポーター 「安全装置みたいなものは?」 博士    「さっき外した」 リポーター 「じゃ、じゃあ」 博士    「・・・・・・・そう、この少年が日本を救うカギを握っているのだああ!        !!」  カミナリのSE。それに合わせて、照明宜しく。博士、少年に寄る。リポーターは天気 がいいのに、カミナリが来て変だと空を仰ぐ 博士    「(少年を見て)クーーーーーーーーーッかっこいいねぇ、ここでお前が世        界を救ってみろ、もぅ25億の女がお前のトリコローール、なんちって」 少年    「・・・・・・・古いギャグ」 リポーター 「じゃ、じゃぁちょっと待って下さい。」  リポーター幾つ物カワイイ手紙を出す リポーター 「これは・・・・」 博士    「あ、それ俺が書いた」  リポーターヘナヘナと崩れ落ちる リポーター 「こんなくだらん事に関わって仕舞った」 博士    「全ては、虚構だよ。重力異常地帯もな」 リポーター 「・・・・・・しかし現に、映像や音に支障を来たしているんですが・・・        」 博士    「何?、じゃあ本当に異常なのか?・・・・いや、事前のロケハンはちゃん        とやった。では・・・・」  博士爆弾に寄り、リモコンを地面に於いて、爆弾を調べる 博士    「・・・・・・型番HI−V295、形式NO、O−157/O143・・        ・・・・しまったぁ!!!(バッと立ち上がり)これは実験用超純正プル        トニウム版核ミサイル、『ジリノフスキー』じゃない!!!」 少年    「この爆弾ロシア人なのか?」 博士    「しまった。これは、”在日米軍が自衛隊隊員を抱き込んで税関ノーチェッ        クで持ち込んだプルトニウムで作成した。HI−V295、O−157だ        !!」 少年    「自衛隊?」 リポーター 「在日米軍?」 博士    「なるほど、これなら放射能漏れも有り得るな」 リポーター 「放射能漏れ?!、どうゆう事です」 博士    「フ、これは私の最高傑作の一つだよ。超実践的な武器だ、これは発射時点        から、放射線をところ構わずまき散らす、すっげー物だ!!」 リポーター 「・・・・・・・それ、製作ミスじゃないんですか?」 少年    「ただ単にだだ漏れって事ね」 リポーター 「ん?、じゃあ、今この状態というのは・・・・」 博士    「(こっくり頷く)」  間 リ・少   「わーーーーーーーーーーーー」  二人とも離れる 少年    「あ」 博士    「離れた」 リポーター 「心管は?」 博士    「さっき入れた」 少年    「俺離れた」 リポーター 「じゃあ爆発?」 三人    「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁ!」  三人伏せる 博士    「・・・・・・・・・・・・・爆発しないな」 少年    「・・・・・・・」 博士    「ボタン間違えたか」  博士爆弾の近くに置いたリモコンを取りに向かおうとする。が、素早く少年が先に取る 博士    「な、何をする」 少年    「爆発しないんならそれでいい!!、これがリモコンなら凍結ボタンがある        筈だ教えて貰おうか!!」 博士    「簡単に教えると思うか」 記者    「教えるね」  と言って記者立ち上がる 記者    「貴方は、簡単に凍結ボタンを教える」 博士    「何」 記者    「貴方は、簡単に凍結ボタンを教える」 博士    「え?」 記者    「貴方は、簡単に凍結ボタンを教える」 博士    「何だって?」 記者    「あんたは、簡単に凍結ボタンを教えるって言ってんの!!」 博士    「・・・・・・・・・・・・・・・」  記者ブチ切れそう 記者    「・・・・てめぇ・・・」 リポーター 「まぁまぁ落ち着いて」 記者    「・・・・・」 リポーター 「(聞こえる小声)とにかく、言わせて何とかしちゃいましょう」 記者    「・・・ああ、そうだな」 博士    「作戦は決まったかな?」 記者    「作戦なんてありません。ただ単に貴方の事調べただけです(メモ出す)」 博士    「・・・・」 記者    「まず、貴方と竹野内博士との面識関係はないですね」 リポーター 「なんだって」 記者    「竹野内研究室にいって、チェックもしています。」 博士    「で、」 記者    「貴方の名は前園真聖、近所にすんでるイカれた科学者(自称)」   *カッコまで発音する事 少年    「自称科学者・・・・・・・・・・・なめた事」 記者    「しかも、あの黒いのは」 少年    「核爆弾」 記者    「あ、知ってんの?」 リポーター 「ええ、本人が吐きました。それ」 少年    「在日米軍経由って」  博士こっそり立ち去ろうとする 記者    「ちょっと待てや、ゾノ」 博士    「な、なんでしょう」 記者    「コレ、在日米軍経由ってのは本当?」 博士    「きっと、」 記者    「ふーん」  新聞の切り抜きを出す 記者    「これ、最近の新聞の切り抜き」 リポーター 「えーと、”橋本総理お気に入りのポマード無くて御乱心。28日午後首相        官邸から買い物にでた、橋本総理は近くのコンビニ、スリーエフでお気に        入りのポマードを買おうとしたら、無く、店員に探させたあげく。無くて        駄々をこねたと言う事らしい。噂によると、他の店舗で買い求めたとき消        費税5%の事をすっかり忘れて、消費税分まけさせたという・・・・」 記者    「そこじゃない、その下のちっちゃいの。」 リポーター 「・・・27日に発見され保護された難民は経済制裁を苦に逃げだした。イ        ラク難民で、その全員が強制送還される事となった。その内5人が何かを        持ち出し逃走したが32時間後、東京都小金井市で何者かに襲われた所を        保護し治療後送還される事となった。”」 少年    「それが」 記者    「持ちだした物が記載されていない」 リポーター 「・・・・あ、そういえば」 少年    「本当ですか?(と見る)」 記者    「何が入っていたんだろう、イラクから持ち込まれ、しかも”何”かを記載        されなかった物、それが記載できないものだったとしたら」 博士    「それが、あれの中身だと」 記者    「問題なのは、中身のプルトニウムよりも、どこから調達されたものか、と        言う事」 博士    「フ、証拠はあるのかな?」 記者    「ありますよ、これです」  記者宅急便の明細をだす 博士    「それは」 記者    「宅急便の明細です」  博士顔色が変わる 記者    「差し出しがイラクの『フセインにこにこ奥様通販クラブ”サダム”』です        ね」 博士    「なんだよ!!秘密主義っていってたのに、これじゃ、下手な裏ビデオ業者        と一緒じゃないか、管理ずさんで・・・・・・・・・アレ?」 三人    「・・・・・・・・・・・・・・」 博士    「俺、なんかいっちゃった?」 少年    「しっかり全部吐いた事になるな今の台詞」 博士    「OH、GOD」 少年    「なめんな」 博士    「ま、そうだ。あれはイラク経由の核だ。しかも密閉がしっかりしてなくて        ね、おかげで精製が大変だよ。」  博士にピン 博士    「まず、核爆弾を作るのに必要なのは、やはり電子レンジ!!電子レンジの        構造をしっていれば、ピンとくる、アマチュア科学者達がいるだろうけど        な、核爆弾作るには電子レンジだ!!」 記者    「ピンスポで語る事か、それ」 博士    「語らいでか、エコロジーといわれて久しい世の中、一体どれだけの優秀な        科学者達が煮え湯を飲む羽目になったか知っているか、大半の実験は、地        球の影響というなの元に押さえられ、理論は破棄された」  「貸せ!」といってリポーターからマイクを奪う 博士    「私、前園は、核ミサイル『ジリノフスキー』との交換を条件に、”地球重        力芯実験”の実行を各学会に通達する!」 少年    「リモコンは、俺が持っているのに何を強気な事を」 博士    「そのリモコンはダミーだ!!(新しいのを出す)」 記者    「な、」 博士    「この安全装置の解除を、させたくなければ”地球重力芯実験”をさせろ!        !期限は今日の日没だ!!!」 記者    「ちょ、ちょっと待て、”地球重力芯実験”というのは」 博士    「文字通り、地球の重力芯をいじるのだ」 記者    「下手すると極度のポールシフトが起こるぞ世界中の環境はが一遍してしま        う恐れがあるんだぞ!」 博士    「じゃ、どうする?この『ジリノフスキー』を爆発させていいのかな?最悪        関東地方は死ぬぞ」 リポーター 「あの、」 博士    「なんだ、お前もこの俺に意見するのか!!」 リポーター 「これ、録画なんで、日没になっても、返事は来ませんよ」  カラスの泣き声 博士    「なぜそういう大事な事を早くいわん!!」 記者    「なる程ね、博士、貴方はもう終わりですよ」 博士    「何、」 記者    「あれが録画にしろ何にしろテレビクルーだってバカじゃないんだ、警察に        も連絡は取ってるでしょ、」 博士    「・・・・私が法のに裁かれるとでも?」 記者    「ええ、そう思ってますよ」 博士    「甘いわ!!それならそれで、東京の100万の人質もろとも、死ぬだけだ        !!!!」 記者    「そう来るか親父!!!!」 博士    「さぁ、起爆させてやるっって、お前(少年)何やってる!!!!!!」  少年実はさっきから、ミサイルをバラしている 博士    「貴様ごときがバラせるわけ・・・・・」 少年    「無い」 博士    「何!」 少年    「プルトニウムはあるけど、肝心の心管が無い」 博士    「何ぃ!そんな事はない!!!!!!!!」  つかつかよって、少年をのかして、見る 博士    「何、無い、本当に無い、私が精魂込めて制作した、心管プラグ”東郷平八        郎”が無い!!!!!!」 少年    「いくら高純度のプルトニウム積んでても、心管がなきゃ、ただの筒だから        ね、」 博士    「おい」 リポーター 「ハイ?」 記者    「観念したか?」 博士    「君ら今日は、ロケバス?」 リポーター 「ええ、そうですよ、ちょうどそこの曲がり角・・・・」  言い終わる前にダッシュの博士(ソデにはける) リポーター 「なに?」 記者    「あ〜〜〜!!!!!」 リポーター 「何ですうるさいわね。」 少年    「あ〜〜〜!!!!!!!」 リポーター 「何々、二人とも」 記者    「やろう、車のエンジンを心管がわりにでもする気だ!」 リポーター 「ハイ?そんなの構造的に無理でしょ?」 少年    「ちょっと僕行ってきます!」  少年、ハケる 記者    「あ、おい待てって、お前はこのままバラすのを・・・あ、いっちまった」 リポーター 「・・・・」 記者    「あ、局に回せるなら、TV扱いで、政府に自衛隊の派遣頼んだ方がいいよ        」 リポーター 「・・・」 記者    「あ、あと報道管制は引いたほうがいい・・・ってマスコミの俺らが言うの        も何だけどね」 リポーター 「あの、」 記者    「何、」 リポーター 「今までのバカ騒ぎで、あの・・・・これ、放射能漏れてるんですよね」 記者    「多分」 リポーター 「私達は被爆してるんですか?」 記者    「多分」 リポーター 「多分って、そんな簡単でいいんですか。」 記者    「爆発してるわけじゃないんだから、ちょっときつめのレントゲン浴びたと        でも思ってなって!」  コードにぐるぐる巻きにされた少年が、飛んで出てくる 記者    「おい、どうした」 少年    「は、博士に・・・・・。」  皆ソデの方を見る  反対のソデから、大量のコードを担いで博士がくる  爆弾に取り付け作業開始 記者    「まだか」 少年    「すぐ来ます、出会い頭にやられたんです、ちきしょう」 リポーター 「・・・」  博士準備OK 博士    「来るまで休憩しましょうよ」 記者    「そうですね」  買ってきたジュースを、「あ、どうぞ」とさりげなくみんなに配る 博士    「ジュースは渡りましたね、では、『ジリノフスキー』完成に」 全員    「カンパーイ!!!」  みな、ジュースを開けようとして気が付き、博士を見る  博士上手そうにジュースを飲む 博士    「(飲み終えて)っっっかぁ〜、やっぱり、コーヒーはネスカフェサンタマ        ルタだわ!」 記者    「ってバカ!(襟を掴む)おい、解体しろ!」 少年    「OK!」 博士    「なんだ、7UP、500のロング缶じゃ、ダメか?」 記者    「んな事はどうでもいい!!、とっとと自首しろ!」 少年    「よし、これなら」 博士    「それに触るな!!!」  リモコンを出し掲げる 博士    「少しでもそれに触ってみろ、容赦無くスイッチを押す、ここを中心に、巨        大なクレーターができるぞ」 記者    「・・・・・・・・・・・・・・」 博士    「さぁ、俺に地球重力芯実験させろ!」 記者    「それは無理だ、これは生番組じゃない、」 博士    「なら直接政府に要求しろ!」 記者    「こんなバカらしい事信じるか?、普通は信じないぞこんな事。」 博士    「(少年に)触るな!」  止まる少年 記者    「そこまでする、必要がどこにある!」 博士    「科学は、我々の未来を欲しているんだぞ!」 記者    「何ワケのわからんことを、おい(少年に)!バラセ!」 少年    「・・・あの、」 記者    「なんだ!、早くバラセ!!」 少年    「あの、何です?この調整装置、”さちこ”って」  博士凄い勢いで、記者をどかし、  「ジリノフスキー」にとりつく 博士    「・・・さちこ」 記者    「なんか、いきなり、まともな名前だな・・・・、さちこ?・・・・(手帳        をひらく)」 博士    「さちこ・・・・。」 少年    「・・・・・・・・・・」 記者    「前園さちこ、95年より行方不明・・・・。これの事か」 博士    「・・・・」 記者    「ひょっとして、人捜ししたくて、こんな事してるのか?」 博士    「・・・・・・・・・・・・・さちこ」  間 博士    「・・・・ああ、そうだよ、全てはさちこをみつけるためだ。」 リポーター 「さちこ・・・・?。」  リポーターはっっとする。 博士    「・・・・・・ひょっとして君は」 リポーター 「・・・・・・ひょっとして、あなたは・・・」  二人声を合わせて 博士    「我が娘!」 リポーター 「(思いっきり)誰?!」  コケル博士 博士    「ほら、普通、こういう時さ、感動的な出会いだったりするわけでしょ」 リポーター 「あのね、数年前なのに、娘の顔も覚えていないような親なの最低ね」 博士    「君が私の娘だろ!」 リポーター 「あのね、そんな陳腐な設定どっから出てくるの?、まるで、どっかのへっ        たくれ映画みたい」 博士    「そんな君は娘だろ!」  記者による少年 少年    「なんかリポーターさん性格変わったかのように会話弾んでますよね」 記者    「まるで親子みたいだ」 リポーター 「あんたね、どうせ、かいしょなしのこんこんちきなのよ、そんなんで、実        験だぁ?自分の頭ン中で実験してればいいでしょ!!」 博士    「おお、その口答えの仕方、まさしく我がドゥオーター」 リポーター 「何訳の分からない和製英語喋ってンのよ、変態!」 博士    「へ、変態!?」 リポーター 「そうよ、変態。私はね、スタッフの中に、”さちこ”って名前のADが居        たからそれを思い出しただけよ!」 博士    「おお!それこそ我が娘」 リポーター 「何言ってんだか、」 博士    「会わせておくれ!」 リポーター 「(ため息)、さちこ!」  オズオズ出てくる、さちこ さちこ   「・・・・・・こんにちは・・・・・・・・」 博士    「おお、まさしく我が娘!!!!!」 さちこ   「・・・ハイ」 リポーター 「ほらね、さちこ本人も違うって・・・」 記者&少年 「なにぃ!!!!!」 リポーター 「嘘」 記者    「あのへったくれ科学者(自称)に、まともそうな娘が居たとは」 少年    「このごに及んで新キャラクターを投入するとは」 記者&少年 「恐るべし」 博士    「娘が帰ってくれば怖いもの無し!、ここに改めて”地球重力芯実験”の行        使を認める事を、政府に要求する!さもなくば、ここで、この核ミサイル        『ジリノフスキー』で関東地方が壊塵と化すだろう!!!」 記者    「ちょっと待て、」 博士    「なんだ、」    ・ 記者    「重力芯実験、政府が仮に認めたとして、どうやって行う気だ!」 博士    「勿論、核ミサイルを地軸点に設置し、爆発、ポールシフトを行うという寸        法よ!」 少年    「どっちに転んでも、核ミサイルは使うってことだな」 博士    「勿論だ」 さちこ   「やめてよ、そんな事」 博士    「何故だ!さちこっ!これはお前の夢だったじゃないか!」 記者    「何!?」 さちこ   「ハイ?」 博士    「『ハイ?』じゃないだろ、お前が『私一年中夏だったらいいのに』って言        うから父さん頑張って、こうやって」  間 博士以外  「・・・・・・・・・・・ハイ!!!!!?」 さちこ   「わ、私そんな事言ってないわよ!」 博士    「言ったぞ、幼稚園の年少組の時に!」 記者    「普通それだったら、南国連れてけよ」 少年    「同感」 さちこ   「そんな事のために、地球規模で変化を起こそうなんて、父さん嫌いだわ!        」 博士    「な、何でそんな事言うんだ、父さんは、お前のために、財産全部投げうっ        て、イラクから核を手にいれ、この『ジリノフスキー』を製作したんじゃ        ないか!」 記者    「それだったら、移住しろよ移住」 少年    「同感」 博士    「そんなワガママ言わずに、これを使って日本を南国にしよう。」 さちこ   「嫌!、日本は四季折々の顔を見せるから、いいのよ!、それを夏一色にし        ようだなんてイヤ!!!」  ガーン 博士    「・・・・・・・娘に嫌われてしまった」 記者    「自業自得だと思うけど」 少年    「同感」 リポーター 「・・・・呆れて物も言えない・・・・」  間、  博士急に立ち上がり、ジリノフスキーに取り付き叫ぶ 博士    「もういい!!こうなれば、私は、この『ジリノフスキー』と、共に死んで        やる!」 記者    「待て!、死ぬってなぁ、俺らを巻き込むな!」 博士    「私が、スイッチを押す前に、100キロ以上離れるんだな」 記者    「何を無茶な事を」 博士    「さらば、我が故郷!、そして、さらば!我が娘・・・・・」 さちこ   「父さん」  博士、ゆっくり目をつむり、スイッチに手をかける、少年と、記者、リポーターは伏せ  る。  間 博士    「(ドナドナ)あ〜る〜晴れたぁ、ひぃ〜るぅ〜さがり・・・・」 記者    「浸ってないで、押すなら押せ!」 博士    「・・・・・・・・・さらば!」  照明C.O.  照明ゆっくりF.I.(EDの曲を流しながら)  カンカンカンカンという工事の音  中央にベンチ、大きく新聞を広げて誰かが読んでいる。顔は見えない。(博士です) 博士    「ま、儂のせいじゃないだろうけど、これは意外な盲点だった。まさか、あ        そこが世界でも数少ない特異点だったとはな。」  新聞をめくり、 博士    「ま、これはこれで面白いから良いかな」  博士が新聞を下げ、顔を見せる。  と、同時に、色んな奴が、色んな格好で出てくる。武士もいれば原始人もいる。格闘し  ている奴もいる。そう、ここはパラレルワールド!  博士ガッっと立ち上がり。 博士    「我が『ジリノフスキー』の爆発によって産まれたパラレルワールド!国分        寺時空交差世界にようこそ!!!!」  もうゴチャゴチャした、争い(?)にもにたお祭り騒ぎになり、BGMもガンガンで、  徐々にF.O.する。 終わり。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  こんなエンディングを誰が予想したろう。俺すらも予想しなかった(笑)、先の読めな い展開、行き当たりばったりなキャラクター、果てしなくドタバタしてるけど、面白かっ たからよしとしとこう。