あさはかな評論

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ハルシオン・デイズ


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ハルシオン・デイズ

 こういうのも変な話だが「商業芝居」そのものを見るのは非常に久しぶりだ。たまに公演時期が来ると後輩の芝居なんかを見に行ったりはするが、それは「商業芝居」を見ている感覚というものにはなれない。私情が入りすぎているというのもあるのでだけれど、「ハルシオン・デイズ」は好きな劇団第三舞台が公演を10年間封印している間に行われているKOKAMI@networkの一作だ。
 その上演された作品は素晴らしいの一言だった。お芝居としての出来もそうだが、鴻上尚史の脚本の進み具合がいつもの長台詞の攻勢ではなく、細かい台詞のやりとりが多かったというのも、本作の特徴だろうか?しかしそれにしても、色々な意味で刺激を受けた。個々の役者の演技は(ちょっとイジワルを言えば、咬んだ部分は少しあったが)とても良かったし、「泣いた赤鬼」が引用されているのも面白い。その中でも一番の刺激というのは、お芝居をしたくなった事だ。これは演劇をしている人間なら、良い芝居に出会った時に産まれてくる感情で「ハルシオン・デイズ」はここ何本か観た中で一番、その刺激を強く与えてしまった作品になった。それにしても早く第三舞台の芝居も観たいなとも思わずにはいられない。封印が解けるのは2011年。その7年後が待ち遠しい。

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