あさはかな評論

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アメリ


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アメリ

 菊川玲のJ-PHONEのCMでも「アメリ」の曲が使われているし、一時期「アメリ」現象なんて言ってお洒落の一つのように取られてもいたが、「アメリ」自体はそんなにカワイイ映画ではない(笑)。なぜなら、かのジュネが監督をしているからだ。
 ジュネと言えば、「デリカテッセン」や「ロストチルドレン」そしてハリウッド進出作「エイリアン4」で、独特の世界観を構築する監督として知られていて、「アメリ」でもそのスタイル自体は変わらない。映画自体はアメリの現在までの半生を綴ったものだが(本当に産まれる所から始める)、「アメリ」のちょっと粋なイタヅラは周りの人々を幸せにしていく。
 「アメリ」自体を持ち上げる人たちはそこら辺がカワイイ感じに見えるんだろうな、でもコレはジュネの映画だぞ、ジュネの(笑)。「アメリ」でジュネを知った人は他の監督作みたら、卒倒するだろうな。
 でも、そんなジュネの映画の中でもこの映画は、とても優しい感じでイタヅラもカワイイ、これは映画を観ていれば分かるが、観ている観客の方も顔はほころんでしまう事は確実だ。舞台は限りなく今なのにも関わらず、童話というか寓話、いや夢の世界の中にいる感じがして、これはジュネのいつもの手法だが、それが大勢の人に受け入られる方向に向かっただけなのだと思う。ジュネが「トトロ」を作るとこんな感じと言えば、分かりやすいのかな?、女の子と一緒に観に行っていいムードになれるという映画ではありません。それだけアクが強いのは確かだけど、そのアクにはまると抜け出せない。そんな映画です。
 河原に行って、水切りしたいよ俺も(笑)。


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