あさはかな評論

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A.I.
ディズニーの「アトランティス」のせいでこの作品もすっかり「鉄腕アトム」のマネとか言われているが、根本は全く違っている。「A.I.」の場合「スーパートイズ」という原作が存在する。この原作を元にスタンリー・キューブリックが映像化を画策したが、当時の技術ではどうにも実現できなかった。そして技術的に整ってきた近年において、映像化に踏み切ったのだが、ご存じの通りキューブリック自身は既に亡くなっている。その為映像化に際して相談を受けていたスピルバーグがメガホンをとったのだ。ただ、キューブリックも手塚治虫も存命だったときはどうだろう、なんて想像するとドキドキする。「2001年宇宙の旅」において実現できなかったキューブリックX手塚が見れたのではないかなんて良からぬ事を考えてしまうからだ。「2001〜」に関してはエピソードが余りにも有名だ(デザイナーとして手塚にオファーをかけていた話)今くらいまで生きていられたら、あのバイタリティ旺盛の手塚だったら組んできたのではないだろうか?
…なんか、スピルバーグの物よりも、そっちの方がみたいぞ。
今年の場合、りんたろうの手によって手塚の「メトロポリス」が公開された。「メトロポリス」も「A.I.」も内包しているテーマは同じだ。しかし、日本国内においてその手の映画が飽和し始めているのも事実だ。いつだかのホラー映画だらけの状態と同じように「自分探し」的な映画も同じ道を辿ろうとしている。世界に比べて映画は文化というよりは、イベントとして定着してきてしまった日本で「A.I.」はどこまで行くのだろうか?
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少林足球は最高だ!
元々アジアやインド方面の映画は、パワーで押し切り面白い。最近で言えば、「ムトゥ踊るマハラジャ」がそうだったが、香港映画でも怪作が登場した。それが「少林足球(少林サッカー)」だ。この映画自身は、台湾に仕事に行った際に向こうのCATVで予告編を見て一目惚れし、仕事の合間をぬってDVDが売ってないものかと探したが、まだ発売される前だったようで、日本に戻ってきてから、アジアのCDビデオの専門店で入手した。そして改めて見てその衝撃が凄かった。
ストーリー自体は非常にシンプルだ。お金は無いが、皆に少林寺の良さを知ってもらいたい青年がいて、その”足”に魅了された元「黄金の足」と呼ばれたコーチがいるそのコーチがその青年らを率い少林チームとしてサッカー界に殴り込んでいくという物。所謂スポコン物の王道である。そこまでなら、普通の映画と何ら変わりないが、皆が皆少林拳法を使いサッカーをしていくというのが実に妙なのだ。そこで使われるお家芸の操演技術や、CGの面白さが実に溜まらない。「キャプテン翼」を実写にしたら、こんな物ではないかとすら思えてしまう。実にシンプルな話なので、言葉が分からなくても、字幕が英語でも全然大丈夫。そういった意味では複雑な心象風景を描いた映画ではないので、表情や動きが、映画のストーリーを引っ張っているのだ。モノを作る立場から見ても「ああ、そうかコレでいいんだ」と思わず唸ってしまう。
この「少林足球」は、香港映画史上最大の興行収入を叩き出した。それまでの一位がジャッキー・チェンの「酔拳2」ということだったので、この映画の凄さもわかるだろう。この映画自体は日本ではまだ公開されていない。公開されるかも不明な映画だが、
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