あさはかな評論

−現在以下の内容を公開中−

トランメスタの時代
Windows2000買いますか?
スクウェアCDの可能性
迷走?、のATI
Netscape6の強さ
Netscape6 PR3
DirectX8 の極み


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トランスメタの時代

 1月19日、宇宙人から技術提供を受けているとまで噂されるほどの秘密主義の企業トランスメタが、新しいモバイルチップ(ノートパソコン向けCPU)を発表した。
 これは「クルーソー」と呼ばれるチップで、「ロビンソン・クルーソー」のそれにちなんで名付けられている。(ここのホームページをみれば一目瞭然だが、そのイメージがある)さて、問題のチップだが、驚くぺき省電力化を実現しており、700MHzという高クロックであるにもかかわらず、稼働電力が、1ワット、2ワット程度というもので、現在のモバイルペンティアムの実に10分の1を実現している。これは何を意味するかと言えば、ノートパソコンのバッテリ実働時間が10倍になることを意味する。現在実働2〜3時間程度のバッテリー容量で丸1日十分使えるだけの電力供給が可能と言うことになり、これは、かなり活気的な事になる、しかもx86に完全互換するため、現在出荷されているパソコンのラインに乗ることができ、ノートパソコンは、このチップを使用することで、行動範囲がかなり拡大する事になるのだ。
 このニュースは、憶測ではなく事実で、製造にあたるIBMも、この事を認めており、IBM社員も結構興奮冷めやらぬ感じになっている。ちなみにこのCPUは、日本の市場で人気爆発する可能性がある。なぜなら、世界中でのデスクトップとノートの比率は、7:3程度なのだが、日本国内での、比率は5:5ほぼ同率なので、マーケットシェア的に重要な事を意味する。さて、このクルーソー実際見るのが実に楽しみだ。
 
02/07:追記
クルーソーはモバイルを前提にして設計されているCPUで、特徴は色々あるけど、やはり、小電力性が一番のポイント、従来のCPUはその処理の重軽に関係なく、常に一定の電力を消費しているのだが(従来の物は、5-20W)、クルーソーの場合は10分の1(厳密には、メールやWebブラウジングの場合0.01-0.02W、DVD再生など重い処理の場合でも、1-2Wで済む)の電力ですむ。電力に関してはソフトウェアで監視している状態で、使用するアプリの特徴を記憶した上でCPUクロックと電圧の最適化を1秒間に100回切り替えが可能で、常にアプリケーションを使うのに最良の状態で使用が可能。電気消費をやりくりする用になっているというわけ、従来のCPUであれば、パフォーマンスの切り替えを手動で行いその上パフォーマンスを落とした状態で使う物だから、ちょっとした事で処理待ちが起きてしまう。クルーソーはそこを管理しているのでそれだけでも、バッテリー消費を上手くやりくりできるのだ。
 その上、小電力化の成功で、モバイルPCの一番の問題である発熱に関しても同時にクリアーしている。発熱に関しては通常のCPUの約半分冷却問題を常に抱えているノートPCとかには、いいニュース。VAIOシリーズにあるような冷却システムはいらないわけだ(アレかっこいいけどね)

関連トランスメタ

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Windows2000買いますか?

 今月18日にWindows2000(以下W2K)が発売になる。すでにRC2や、RC3、RTM版などでいじっている人もいると思うけれども、実際W2Kは使えるOSなのだろうか?
 今回のこのOSがWindows98の後継機ではなく、WindowsNTの後継にあたるのはご存じだと思う。NTは、マイクロソフトがサーバ用OSとしてリリースしているもので、現状BSD等に代表されるUNIX環境への対抗馬として登場したものだった。しかしマイクロソフト製品の例に見事に習うOSで、(UNIXに比べて)落ちやすいというものだった(有名な話として検索サイトの「goo」がNT環境にしたとたんサーバがダウンしたという話がある。)そういわれつつもNTは、Windowsの名を冠するOSの中で抜群の安定度を誇っている。そのOSをベースに展開したのが今回の2000。
 そもそもWindows2000のコンセプトは、Windows98を継承しつつNTの持つ安定度を実現する事を掲げていて、それの最重要課題のレガシーフリーを突き詰め、MS-DOS時代からの16bitアプリケーションの排除を2000でようやく実現した形になった。そういった点では、Win95や、98は非常に不安定なOSとも言える(98の後継に当たるWindows Meに比べれば全然使えるOSではある)。ただ、その安定度を保つ為に、デバイスに一定基準を設けそれをクリアしないと正式サポートのドライバにならないというのがネックになっている。RC2等で使っている方は特にそれを実感していると思う。実際問題として98のままのドライバでも、グラフィックやサウンドは通常に動作している”ハズ”である。しかしその状態では爆弾を抱えているようなもので、いつ不具合が起きるかわからないのもまた事実である。
この策定の為に各機器の対応が遅れていたりしているが、今度の新製品のラインナップを見てみると、皆が皆W2K搭載モデルを出荷するわけではないのがよくわかるし面白い。メーカー毎によってなのだが、傾向としてはビジネスモデルにW2Kを標準搭載している傾向が強い。これはビジネス向けの方が用途がはっきりしているのでサポート面も考慮して?(もしくは仕事上落ちにくいOSが必要なためにW2Kを採用?)搭載していると思われる。
 ともかくリリース前にも関わらず、すでに修正版のリリースも発表されているWindows2000あなたは当日買いますか?
 僕は買いません。
 下手すると今年中は買わないかもね。もっともっとOSへの対応や技術が枯れて(安定して)こないととても怖くてさわれません。優れてるっていうのはわかるけどね。

関連Windows2000

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スクウェアCDの可能性

 1999年は「だんご兄弟」や宇多田ヒカルの大ブレイク(古い言葉…:笑)で音楽業界が盛況のように見えたが、CDそのものの出荷枚数でいったら、減っていく一方で結構辛かったらしい、特にここの所マキシシングルが増えているため、8cmCDの出荷率は軒並み落ちている。これを打破するために…というわけでは無いが、新しいCDの方向性が示された、それが「スクウェアCD」。
 簡単に言うと、直径12cm以下で好きなデザインのCDを作成するという物つまり今までように、円形である必要が全くない(だが、データそのものは最も円の形になる部分までの様である)。これにより例えばハート型のCD-Rが出たとしたら、好きな子に自分の好きな曲をそのRに記録してプレゼントしたり(注:違法です:笑)、というような事もできる。
 しかし、実はこれはフォーマットがDVDで名刺サイズで約400メガの容量を持つ。開発したスクウェアCDによると、販売ターゲットは音楽市場になるとのこと、つまりこれにアーティストのシングルと、その曲のビデオクリップを搭載して販売…というような計画図式のようだ。ちなみにこれはフォーマットがCDなら通常のCD-ROM、DVDならDVD-ROMそれぞれのドライブで再生が可能で、専用のドライブ等は必要としない。
 こういう形でソフトとか出ると結構コンパクトでいいかもしれない、通常の8cmCDですら、曲として20分(容量として約200メガ位)入るので、通常のソフト供給はシングルで十分だったりする、でも大きさとか、まぁ諸々の要因があって12cmが使われている、12cmって実際、人が使うメディアとしてちょうどいいサイズなのかもしれない。でもこういうCDの可能性って結構面白いよね。


関連SquareCD.com

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迷走?、のATI

 パソコンをいじる上で重要なパーツの一つ、グラフィックチップ。このチップの市場は、4強の時代が続いている。S3(Savageシリーズ)、nVIDIA(TNT・GeForce)、3dfx(Voodooシリーズ)、そして今回取り上げるATI(Rageシリーズ)。ATIは特にマックユーザーはご存じだろう。iMacに始まるアレ系のデザインのマックに搭載されているグラフィックチップは、全てATI製のチップを搭載している。そのATIがどうもおかしい。
 最近になって、任天堂の新ゲーム機ドルフィン(コードネーム)のグラフィックチップを担当するメーカーを買収して一部で「任天堂にグラフィック供給をしないのではないか?」との推測が流れたりしているが、これには多少なりこれから話す理由が関わっている可能性がある。ATIのチップの特徴として、IDCT(逆コサイン変換)と、MC(動画補償)という機能を備えている。どちらもこの機能に対応したソフトがある場合は、よりグラフィック性能を発揮するもので、MC機能は、”動画補償”という名前が示すとおり動画に関しての動きのコマ落ちをチップ側で、補正する機能になっている(この機能は、パワーの無いCPUでDVDを再生するときに重宝な機能としても知られる)。ATIのチップそのものは、「All in wonder」を例に挙げてもわかるようにグラフィック、特に動画に関しての分野でそのパフォーマンスを発揮するタイプのチップなのだが、このIDCTと、MC機能に関してのサードパーティへの情報開示を行わない方針を打ち出している。これは簡単にいうと、ATIのチップ側がIDCTやら、機能のすばらしさを唱えてもそれを生かすことのできるソフトは、ATIのグラフィックボードについているソフトだけという可能性が出てくる。この件で困るのは、ATI本人と、ATIのユーザーに他ならない。元々サードパーティへの情報開示の遅いメーカーであるATIが、技術独占とも思われる行動に出ているのがどうも理解できないのだが(1社独占でもしたいのだろうか?)、サードパーティに情報提供を行い、チップに対応したソフトを出させない(サードパーティが出したくても出せない)状況を作り上げたい理由は、何なんだろう?、自ら知っていながら袋小路に迷い込むような物としか思えない。実際問題として、ATIのチップはiMacに代表されるアップル製品、DOS/V機のマザーボードのオンボード搭載、PCI、AGP、ノートPCと、パソコンのグラフィック分野全般に長けている。しかし、情報開示を行わないまま、この状況を続ける事が可能だろうか?、それはあり得ない。サードパーティに開発情報を提供しないということは、ユーザーのソフトの選択範囲を狭める結果になり、それに呼応して、ハードウェアメーカーのチップ購入も渋る事になるだろう。つまりは、ATIは再三言うとおり、自分の首を絞めることになる。
 これに対し、各ソフトウェア会社はATIに続けるようプッシュしているが、ATIがどう出てくるのかは今後のソフトの対応機種欄を眺めることで、わかる。


関連ATI(Japan)
  ATI(Canada)

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Netscape6の強さ

 多分、eggplantを見ている人の大半はインターネットエクスプローラだろう。Windows98に標準で搭載されている物だし、あらかじめ別個のブラウザを導入しようなんて面倒くさいなんて言う人もいると思う。ちなみに僕はメインで使っているのが、Netscape communicator 4.6である。最新版は4.7だけどイマイチ相性が良くなかったので、この4.6を使っている。
 ブラウザに関してはインターネットの初期からの関わる問題で、かつてNetscapeが7割近いシェアを取っていた。何にしてもその安定性やセキュリティの強さなどが挙げられていたが、マイクロソフトがIEを無償提供始めた事で立場が逆転した、この時のマイクロソフトの横暴とも言える戦略姿勢(無償以外にも色々やっている)がに関しての裁判が実はこの間まで行われていた事だったりする。原告側だったNetscapeは既に会社としての存在はなく、AOL(アメリカンオンライン)の傘下になっている。このNetscapeが今秋新しいブラウザを公開する。それがNetscape6。順番で行くと5なのだが、それをも飛び越して6となったのは色々な理由があるが、性能面では現在の中で最高のブラウザになっている。注目すべきは、中心エンジン部分にあたる「Gecko(ゲッコー)」。
 「Gecko」は、オープンソース方式(プログラムコードを公開して、有志により改良を加えていくもの、Linuxや、FreeBSDのと同様の方式)で開発された新しいエンジンで、プログラム自体の小型化、表示のスピード強化などが行われている。また、ユーザーインターフェイスの改良(というよりは、非常にシンプル)しており、”マイサイドバー”としてブックマークや、検索、アドレス帳を一括で利用可能の機能や、ブラウザでの翻訳機能、そしてテーマ機能として自分ライクにブラウザをデザインする事も可能である。
 実際の使用感としてはまだPreview版なので、何とも言えないがヤハリ安定感は感じる。プラグインを入れるとどうなるのかが見物だ、後フォントの表示が若干大きい感じなのはちょっと気になる。eggplantの表示がちょっとずれてるのよ(泣)。
 Netscape6といってはいるが実際の開発は、mozillaグループの開発なので、Netscape社からのダウンロードが思いようだったら、Mozilla.orgからダウンロードするのも手だろう。また、時期を同じくしてOperaというブラウザも発表になった、これはどちらかと言えば、エクスプローラ調のウインドウの中に、幾つもブラウザを表示できるような仕組みになっているので、タスクがウインドウだらけということにはならないが、ちょっと使いづらいというのと、タグ認識がまだ、Netscapeや、IEに比べ立ち後れている。もうちょっと頑張って欲しい。
 eコマースに代表されるインターネットビジネスが始まろうとしているこの年に新たなブラウザ戦争が始まるかもしれない。まぁ、僕は多分ネスケです。


関連Netscape
  mozilla
  Opera

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Netscape6 PR3

 前回のコラムから、半年ほど経過して、またもや、ネスケの話。今年末にリリース予定の「Netscape6」だが、ここに来てPR3を発表し、UI(ユーザーインターフェイス)も改良され新たに公開された。
 今回のリリースで興味がわくのは、アクセスの早さである。メインエンジンの「Gecko(ゲッコー)」が改良されたのか、今までのPR1、2に比べてスピードが速くなっている印象を感じる。また、インターフェイス自体も格好いいし、新たに印刷の機能も追加されたので、仕様勝手も格段に上昇している。また、Netscape6は、マイサイドバーを備えていると前回書いたが、ここの部分が充実していて、同梱されるソフトのAOL IM(インスタントマネージャー)の機能もこの欄で使用可能である。メール機能に関しても、アウトルックとは違い(むしろ機能的にはベッキーに近いのでは?)機能も充実しているので(複数のメールアドレスを切り替えて使用できるのは、GOOD!)、それ毎のメーラー起動なんていう手間もないので、便利である。正式なリリースがされたら乗り換えようかなぁと真剣に考えている、勿論、僕の場合は、ネスケ4.6からの乗り換えである(家でメインに使っているのは、ネスケ)


関連Netscape
  mozilla

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DirectX8 の極み

 DirectXという言葉自体は、多分聞いたことがある人は多いと思う。Windows95発表当時、ゲームでの動作をDOSから、Windows側に引っ張ってくるという事から、マイクロソフトより発表されたゲームOS、それがDirectXである。ただ、ゲームをちゃんと動作させるという目的から、ややはずれて、最近では、動画や、3Dを行うソフトでもDirectXの存在は非常に重要な位置を占めてきており、DirectXの新機能に対して、グラフィックチップを設計する場合もあるのだ。
 その代表的な例として、ハードウェアT&L。この機能は、元来CPUに依存してきたグラフィック表示処理の部分を、グラフィックカード側で処理し、CPUへの負担を減らすというもの。これにより、モチはモチ屋じゃないけど、専門分野でガリガリ処理を行うのでグラフィックの表示能力も上がり、CPU自体はゲームの他の処理を素早く行う事が可能になる。この機能は、DirectX7で採用された機能で、この機能を動作させることのできるチップは現在の所、nVIDIAのGeForceシリーズ、ATi Radeon、S3のSavage2000の三つしかない。今後これを搭載したチップは増えてくるだろうが、この機能を拡充させ、nVIDIAが、一気にグラフィックチップメーカーの雄に踊り出てしまったという事実もある。
 DirectX8において、いくつか面白い機能があるが、個人的にちょっと気になるのがN-パッチという技術。これは、少ないポリゴン数の物体に対し、演算によって、複数の頂点を設置、ポリゴン数を増やしていくという物。他にもマルチサンプリングや、頂点シェーダ、ピクセルシェーダといった新しい機能がたくさん盛り込まれている。また、今回盛り込みきれなかった物に関しては、DirectX8.1で収録する事になっていると言うことだ。
 更に、このDirectX8をベースに、マイクロソフト製ゲーム機「xbox」の開発キットは進められているので、このDirectX8を知れば、xboxの全容も把握できるのではないかと思われる。
 いずれにしろ、DirectX8には、何か期待できるものがありそうです。


関連:DirectX
   xbox

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