あさはかな評論

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志村がここ何年か映画館で観ている映画リスト

洋画におけるセオリー
進化しない偶像

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洋画におけるセオリー
 映画には、「**のような良くある話」という表現がたまに出てくる。以前見た映画にあるワンシーンが似ていたりして、それを引き合いに出すのだが、そんなのとは別に「その映画産業において気付き上げられた約束事で散りばめられた映画」というのが存在する。「M.I.B」はそんな映画なのだ。”とある普通の主人公が、ある事件に巻き込まれそれを機にその世界へと入り成功していく。”このハリウッド王道パターンを物の見事に守り娯楽作品としてしあげたのがこの映画なのだ。しかも図式としてもセオリーで(というか当然なのだが、)メイン配役は二人、これは観客に投影し易いうにした配置で、映画の事が全く分からない人はウィル・スミスに、ちょっとでも把握している人は、トミー・リー・ジョーンズに感情移入し易いようにうまく構成されている。ここまでくると、映画「お約束突っ込み映画」として見るか、「王道にはまって楽しむか」の二パターンとれるが、僕個人としては前者だった。
 取り合えず、地元(アメリカ)の人には何でヒットしたのかが良く分かる映画だった。でも個人的には「ゴーストバスターズ」の方が面白かったぞ!、というか、その宇宙人版の企画だったね(笑)。  ただ、やはり凄いと思ったのはトミー・リー・ジョーンズの演技、カッコ良すぎああいう人がでるからこういう映画もしまって見えるんだね。


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進化しない偶像

 「エイリアン4」を観てきた。監督が「デリカテッセン」や「ロストチルドレン」のジャン・ピエール・ジュネって聞いて期待していたのに〜、その期待は無惨にも喰いちぎられてしまいました(泣)。最初の「エイリアン」、ギーガーのデザインセンスをリドリー・スコットが見事に使いきった(と、僕は思う)秀作で「エイリアン2」はジェームズ・キャメロンのエンターテイメントセンスがガンガンに表にでた傑作。「エイリアン3」はデイビッド・フィンチャーの”視点”の良さが上手くでていただけのだけど・・・「エイリアン4」は・・・、ジュネのあの世界観がグワングワンしてるヤツを観れるのかと思っていたのに(そう言った意味では)残念でした。
 前作からまた結構時間が経過しているハズなのに進化の見られない銃器とかに、この映画のデザインとしての行き詰まりを感じつつも、映画の脚本その物は悪くないんです。でも監督であるジュネとしては普通に撮りすぎちゃったというのが実感で、「ロストチルドレン」等で見られた画面を暗く構成する事によって観ている観客にまるで共通体験としての”夢”を見せている感覚が「エイリアン4」に感じられなくて普通の続編になってしまってるぅ〜。これはプロデューサーとの兼ね合いなのかなぁ気になる。実は、ジュネが責任編集した完全版があったりして(笑)

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