JOG − ボア・アップ(63cc)


通勤の足として使っていて一番気になるのが30Km/h制限。車の流れに合わせて走っていたらすぐ捕まってしまいますしね。(オイラの会社は違反に凄くウルサイんです)なので安心して使う為には”原付2種に変更しかない!”ってことで2種登録のためにボア・アップを行いました。

用意したのはDAYTONAのボア・アップキット(63cc)です。

まぁ、ボア・アップした理由は”原付1種の制限解除”なので今回は駆動系のチューンとは行ってません。もしかしたらその内するかもしれませんが・・・

まずはキャリア&シートを外します。
シート下のカバー(サービスマニュアルではコレもサイドカバーと書いてある)を外します。
サイドカバー&サイドモールの取り外し。

この辺りがスクーターのめんどくさいトコですよね。
バッテリカバーのも外し、バッテリーを車体から外しておきます。
シートブラケット&ピンを外します。
メットインスペース内のネジを外せばエンジンが見えてきます。
オイルタンクも邪魔なので外しておきます。

エンジンオイルもヤマハ純正2stオイルからカストロールTTSに変えるためオイルも抜いてカラにしておきました。
マフラー&シリンダエアシュラウドも外します。
キャブも開けるためフェールホースとかも外しちゃいます。

この後エアクリーナーボックス&キャブレターも車体から外しておきました。
プラグキャップ&プラグを外した状態。

しかしシリンダがサビサビです。
シリンダヘッド&シリンダを外した状態。

ビストンヘッドには思ったよりはカーボンが堆積していませんでした。

しかしシリンダガスケットがしっかりくっついてしまっていた為、この後スクレパーで根気よく落としました。クランクケース内に入らないように気を使いながら作業したため思ったより時間がかかってしまいました。

んで最後はピストンピンサークリップを外してビストン交換です。
シリンダガスケットをつけた後、ボア・アップキットのピストンを装着。

このとき2stオイルを塗っておきます。

又、ピストンリングはノックピンの位置を確認して組み付けます。
シリンダ&シリンダヘッドを装着した状態。シリンダにも2stオイルを塗ってから組み付けます。

シリンダヘッドは本締めをする前にビストンをキックで動かしシリンダのセンター出しを行います。でも横向きエンジンの為、きっちり合わせるのはキツイと思うんですけどね。まぁやらないよりはマシかと(笑)

で、センター出しをした後にシリンダヘッドを本締めして固定します。
新しく用意したプラグ。

今回は熱価上げてPBR8HSを用意しました。
キャブレターもバラしてMJを#68から#75へ変更。

ついでに慣らしの期間はエンジンオイルの量を増やす為、ガソリンも混合オイルにしました。


この後、一旦バッテリなどを繋ぎエンジンをかけてみて組み付け&排気漏れなどのチェックを行います。

今回はエンジン始動&異音もなかったので外したパーツを元に戻します。又、エンジンオイルはカストロールのTTSにしました。(丁度Nap'sでセールをやっていたのでまとめ買いしちゃいました)

ボア・アップに合わせてCDI交換メータ交換も行いましたが、しばらくは慣らし運転(Max40Km/hで大体100〜200Km位?)のため大人しく走るのでどの位替わったかアクセル全開にしてみるのが楽しみです。

ちなみにこのボア・アップキットの補修パーツの型番は次の通り。

名称 型番 価格
シリンダー 10159 \12,000
スタンダードサイズピストンキット(ピストン、ピン、サークリップ、リング、ガスケット) 10178 \7,000
スタンダードサイズピストンリングセット 16119-4 \2,000
ガスケットセット 23245 \400
オーバーサイズピストンキット(ピストン、ピン、サークリップ、リング、ガスケット) 10177 \7,000
オーバーサイズピストンリングセット 16119-7 \2,000
サークリップセット 10614 \300

最後に原付2種登録を済ませ、自賠責保険の変更をすれば完了です。(これをしなければ意味が無いし、違法改造になっちゃいますからね)

で、めでたくシアワセの黄色ナンバーに替わりました。ついでに2種シール(前と後ろ)にも張っておきます。




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