JR東日本E2系&E3系

さて、今回は西の500系に対して、東のE2、E3です。
E2系にはE2とE2’系の2種類があります。
E2’は元々東北新幹線系統、E2系が北陸新幹線(長野新幹線)向けの車両です。

ちなみに、営業最高速度は300系「のぞみ」よりも速い275Km/hです。

最近の新幹線の先頭車両は空気抵抗を考えて独特の形をしています。
E2系は500系とは違って、空気を自然に流す形状をしています。
これを上下にのばすとE4系になります。
ただ、E4系は標識灯(前照灯)の場所が悪いのか、「目つきの悪いカバ」になってしまいました。
(このページのどこかにE4系が隠れています。ヒマな人は探してみてください)
E2系のサイドエンブレムです。
最近は専用車両が多く、愛称と車両が1対1なのが多いんですが、E2系は将来200系に代わる標準車両です。
そういえばE2系はASUSのマザーボードの箱にも描いてあったような...
E2系と併結運用を考慮して設計された、ペアがE3系です。
12月のダイヤ改正では、E3系は常にE2’系と併結運用されるようになり、併結時最高速度も275Km/hに引き上げられます。
もちろん東北区間での「単独こまち」もなくなってしまいます。
ところで、E3系は3種類あるんです。
まずは、見ての通りのE2系量産型。
そして、2次型E3(量産型との違いはワイパーが2本あるのが最大の特徴です。山形新幹線用も2次車と同じ仕様です)
さて、E3先行車は標識灯(前照灯)が、頭に4灯、顔に2灯ありました。
言うまでもない「こまち」です。
ちなみに、山形新幹線E3は「つばさ」マークが入ります。
ところで、最近は車体の愛称表記も凝ったものが増えてきました。
JR九州の「つばめ」とかJR西日本の「はるか」はかなり印象強いです。
E3系の前頭部はE2系とは違って、比較的直線的デザインです。
これが、人気の要因なのか、はたまた空力デザインが不評なのか・・?
ところで、このE2−E3編成、いったいどちらが前なんでしょう?
両方とも後部標識灯(赤ライト)です。
じつは、これは東京駅が混雑するので、上野駅で出番を待っている、回送列車です。
したがって、進行方向がまだ決まっていないので、両方赤なんです。
他の列車でも、始発駅に列車が入ってくるときによく見かけます。