危ないぞ予防接種
目次
最終更新日: 2002年09月16日、 アクセスした日: 06月29日

はじめに
序章 予防接種という名の犯罪
インフルエンザ予防接種はなぜとりやめられたのか/ MMR(新三種混合)ワクチンはなぜ4年で廃止されたのか/ 「やむをえない犠牲」とは?

  1. 安全性への疑問 - 予防接種で子どもが死ぬ
    「この世の地獄」/ 予防接種がこれだけの子どもを殺しているという事実/ いいかげんな接種現場/何が起こるかわからない/ 予防接種の害作用による病気の長期予後/混合ワクチンの危険性/ ワクチンに含まれる微量成分の害作用/(カコミ)予防接種のさらなる疑惑

  2. 有効性への疑問 - 予防接種は本当に効くのか?
    「効果率」のまやかし/「パチンコ理論」の謎/感染経路と接種部位が違う/ ブースター効果のまぼろし/本来の免疫持続期間は短い/有効期間/ 「予防接種をすれば軽く済む」という幻想

  3. 必要性への疑問 - 伝染病はどこへ行った?
    「九種伝染病」はどこへ行ったのか/人はなぜ感染症にかかるのか/ (カコミ)病原体説と環境説/3つの感染症対策/ 生活環境の改善で感染症は消える/病気が減ったのは予防接種のおかげか/ 母体免疫への影響

  4. それぞれの予防接種
    受けようか、やめようか/麻疹(はしか)/百日咳/ジフテリア/破傷風/ 風疹(三日ばしか)/BCG(結核)/日本脳炎/ポリオ(急性灰白髄炎)/ おたふくかぜ(ムンプス)

  5. 被害者「救済」のまやかし
    「認定基準」という名の切り捨て/ 真面目に接種させた親がバカだった

  6. それでも予防接種が続けられる理由
    リスクは常に「ゼロ」/ ”オイシイ商売”を維持するために/(カコミ)種痘の犯罪

  7. 予防接種はどうあるべきか
    病気にかかるのは自然、予防接種の害作用で苦しむのは不条理/ ウイルスとの共生/こんな「責務」を果たす必要はない/ おたふくかぜや風疹で保育所を休む必要はない/ 予防接種を受ける時の注意/市民側のまとめた、予防接種のあるべき姿/ 私はこう考えます

あとがき

推薦参考図書

著者略歴

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はじめに(全文)

現在、日本では、子供たちに対して以下のワクチンを接種することが 法律で定められています。

(1)麻疹(はしか)、(2)百日咳、(3)ジフテリア、(4)破傷風、(5)風疹(三日ばしか)、 (6)BCG(結核のワクチン)、(7)日本脳炎、(8)ポリオ(急性灰白髄炎)

これらの予防接種は、これまでは”義務接種”、つまり国の強制でした。 それが1994年の予防接種法改正で、「接種するよう努めなければならない」 という”責務接種”に切り替えられました。 これは、20年間にわたって各地で争われてきた予防接種被害のすべての 集団訴訟で国が全面敗訴したことと、 現在行われている予防接種の多くが必要性・有効性・安全性の面において 疑わしいことが知られるようになってきたためです。

悲惨な予防接種の被害に遭った子どもを何十人も見てきた私のようなものとしては、 強制接種でなくなったのは一歩前進と考えることができますが、 これまで国の責任だった予防接種が親の責任にすりかわった ということでもあります。

私はこの本で、みなさんに「予防接種をしなさい」とか「止めなさい」とか、 親の最も責任ある判断に対して指図をするような、 越権行為をするつもりは毛頭ありません。 しかし法律は、「親の責任と義務」において自発的に子どもに接種させよ というものですから、これを拒否すれば「無責任な親」だとか 「親の義務を果たしていない」とかと医師に説教される事態が予想されます。

法改正にともなって、厚生省は「予防接種と子どもの健康」 というパンフレットをもとに作られた案内書が届けられる、 あるいはすでに届いていることと思います。

しかし、このパンフレットの内容は、ひとことで言うと”脅し”です。

まず、それぞれの病気について、 「窒息死することがある恐ろしい病気です」(ジフテリア) 「命を落とすこともあります」(百日咳) 「一生のうちに一度は必ずかかる重い病気です」(はしか)……等々、 ”恐ろしさ”を延々と強調したうえで、 「お子さまのため、ぜひ予防接種を受けましょう」と結ばれています。 ところが、ではいったいそれらの”恐ろしい病気”で命を落とす子どもが 現在どれくらいいるのかということはほとんど書かれていませんし、 予防接種の副作用については「まれに〜の症状が出ることがあります」 などと軽く触れられている程度で、どんな被害がどれくらい出ているのか、 厚生省の認定患者数すら明らかにしていません。 そして恐ろしいことに、予防接種の有効性・安全性については、 「正しく実施すれば一生涯免疫が続きます」とか 「現在日本で使われているワクチンは、世界の中でも優秀なもので、 副反応の頻度も少ないものです」など、根拠(実証するデータ)のない表現、 つまりウソが堂々と書かれています。

そしてこのパンフレットの使い方についての厚生省から市町村への指導は、 こういうものです。 まずこのパンフレットを親に配り、 それぞれの親が読んでから予防接種を受けに来るようにせよ。 もし接種を受けに来た親がこれを読んでいなければその場で読ませ、 「納得しましたか、では注射しましょう」というかたちにせよ−−。 つまり、マイナスデータはひた隠しにしたまま厚生省の思惑通りに 予防接種を受けさせ、責任だけ親になすりつけよう、というのが実態です。

こういう状況ですから、 これからはみなさん一人ひとりが実態をよく把握して、 予防接種を受けるか受けないか、受けるとしたら何を、いつ、 どのように受けるかについて考え、判断しなければならないのです。 そのためには、厚生省が発表しないデータ、 つまりワクチンメーカーにとって都合の悪いデータも知っておく必要があります。

予防接種では、必ずだれかが事故に遭います。 実際に被害を受けてからでは遅すぎます。 何よりも子どものことを考えて、 みなさん自身が責任をもって判断してください。

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予防接種がこれだけの子どもを殺しているという事実(抜粋)

予防接種健康被害救済給付認定状況(厚生省発表、1994年12月現在)
ワクチン
接種年次痘瘡(天然痘)DT(2種混合) DPT(3種混合)日本脳炎ポリオBCG(結核) 麻疹(ハシカ)風疹(三日バシカ)MMR(新3種混合) インフルエンザ
〜194935 35
〜195432 75 44
〜195955 4112 72
〜1964115 3244263 4179
〜1969145 16013605 33317
〜1974993 214324319 291231
〜1979201 102913615 1844336
1980 59812 71042
1981 14488 511050
1982 8115 81235
1983 252310 51432
1984 228 1316
1985 24114 2519
1986 3134 11922
1987 144115 2936
1988 2537 2423
1989 6125 11711187
1990 445 2975315
1991 3336 23942413
1992 7342 11485170
1993 14311 3134250
1994 1 12
合計1576 4035097151114 59410441913626

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”オイシイ商売”を維持するために(抜粋)

ワクチンメーカーにとって、予防接種ワクチンは”いい商品”です。 発注された量だけ作れば全部買い取ってくれますし、 値切られることもありません。 インフルエンザワクチンの売上高は毎年300億円でした。 接種する医師にとっても、子ども1人当たり200〜700円の手数料が入るので 一時間に2〜7万円は稼げることになり、けっこう”オイシイ仕事”では ないかと思われます。

被害者の運動で種痘の強制接種が中止になった年から、インフルエンザワクチンが、 小・中・高校の生徒に毎年2回ずつ接種するよう義務づけられました。 インフルエンザワクチンは、それ以前の任意接種の段階でもすでに70人近い 被害者を出していたにもかかわらずです。 この無謀な接種義務化によって、重篤なものだけでも推定1000人以上の 被害者をだし、発熱で学校を休んだ子どもは数十万人にのぼりました。

インフルエンザワクチンの全国的な「学校集団接種ボイコット運動」の結果、 接種率は20%にまでダウンし、メーカーの儲けは激減しました。 一部の医師から「アメリカからMMRワクチンを輸入して日本の子どもに接種しては」 との意見が出ていましたが、その時厚生省は 「おたふくかぜは恐ろしい病気ではない」といって斥けています。 ところが国産のワクチンができるやいなや、 一転して「おたふくかぜは恐ろしい病気だ」と言い出しました。 そして1989年、任意接種の段階ですでに76件の事故が起こっていた 阪大微研(大阪大学医学部微生物研究所、ワクチンメーカー)の おたふくかぜワクチンを、はしか・風疹のワクチンと混ぜてMMRワクチンとして 接種を義務化しました。

案の定、このMMRワクチンでは1才の赤ちゃんに「無菌性髄膜炎」が続発しました。 その数は、厚生省の発表では接種者の1000人に1人の割合、 私たちの調査では400人に1人の割合で入院患者を出し、 4人の死亡者を出しました。

これらのことからわかるように、 日本ではあるワクチンで被害が続発して中止せざるをえなくなると、 すぐに適当な理由をつけて別のワクチン接種を義務づけるのです。 いったい日本の厚生省は、子どもとワクチンメーカーのどちらを向いて いるのでしょう。


推薦参考図書

予防接種情報センターで扱っているもの:


著者略歴

藤井俊介 (ふじい しゅんすけ)

1927年6月30日、神戸市生まれ。旧制九州大学農学部農芸化学科卒、 その後84年まで大阪府立高等学校に勤務。
1962年、長女玲子が2種混合ワクチン(百日咳・ジフテリア)接種により 右半身不随と精神薄弱の重度障害者になって以後、予防接種批判と 被害者支援の市民運動を組織・展開している。
ワクチン禍研究会理事(75年)、予防接種情報センター代表(85年)、 全国予防接種被害者の会事務局長(94年)など。
著訳書は「予防接種これだけは知っておこう」(自費出版、75年)、 「アメリカ合衆国における予防接種に伴う副反応サーベランス」 (訳、毛利子来監修、自費出版、88年)、「危ないぞ予防接種」 (訳、レオン・チャイトー著、毛利子来監修、農文協、92年)
連絡先・大阪府堺市赤坂台4-5-6 電話(0722)99-5798

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