読者からの反響 98/08/25 麻酔科について、もっと知ってもらいたい
最終更新日: 2002年09月16日、 アクセスした日: 12月14日

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麻酔科について、もっと知ってもらいたい
K. I. (麻酔科医)

私は地方の病院で麻酔科を営んでいる者です。 医療過誤裁判のテレビも見ました。 麻酔事故が4分の1を占めるという事実も納得できます。

しかし、一般の人たちは、麻酔科医のことをどれだけ理解していらっしゃるのでしょうか。 手術がうまくいけば、外科医に対しては、家族は一様に、「おかげさまで」と言います。 でも、うちらに「ありがとう」と声をかけてくれる人は、まずいません。

手術がうまくいかないときだけクローズアップされるために、麻酔科には密室で働く暗いイメージがつきまといます。 普段、どれだけ重労働を強いられているかなど、テレビの取材でも、まずわからないと思います。 麻酔科について、もっと知ってもらいたいです。


-- このお手紙に対して、以下のように返事を書きました。

麻酔科医だけでなく、病理医や放射線科医も患者から声をかけられない科ですね。 考えられる理由のひとつとして、「患者から姿が見えない」ことがあげられると思います。 そしてもうひとつは、単独で診療報酬を計上できないから、「病院経営から姿が見えない」ことです。

前者は、麻酔科医が患者と手術の前後に接点を持つことで、ある程度改善できるのではないでしょうか。 後者は、何か歴史的な背景があるのでしょうか? いずれにしろ、診療報酬制度を見直すよう、麻酔科学界が働きかける必要があるでしょう。

麻酔科学会は、事故の調査・分析をして、公表しており、医療事故防止に積極的な数少ない学会であると、私は評価しています。

石川テレビの放送では、いかに麻酔科医が不足しているか、を示していたので、それから類推すれば、重労働を強いられていることがわかるのでは? (無理かな)。 深夜の緊急手術に呼び出されたりするそうですね。 実際、どんなに大変なのか、教えてください。

医者にメス リンク のページから、麻酔科医が主宰している2つのホームページへリンクを張り、読者に麻酔のことを知ってもらえるように努力しています。 他におすすめのホームページがありましたら、ご紹介ください。

-- 以上の返事に対して、以下のように返信がありました。


先日、術後、再手術の患者さんに麻酔の説明に行ったら、前回の手術が 5時間と長時間であったために、患者さんが同じ体位をとらされていたために生じた腰痛に対し、麻酔科医が患者を丁寧に扱わなかったから生じた痛みのように家族に攻められ、とても悔しい思いをしました。

主治医と患者や家族との信頼関係のために、麻酔科が悪者になるのは致し方ない事かもしれませんが、やはり、何もいえないのはすごく悲しいです。 一般の方々が麻酔科に関してどの程度の理解を持っていらっしゃるのか、知りたいです。


-- 麻酔科に関するご意見、お寄せください。


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