| なぜ麻酔事故は多発するのか |
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1997年8月24日(日)、横浜ランドマークタワーで開催された 「医療過誤原告の会夏期セミナー」 における講義を基に報告します。
| 被害者 | 内容 | 原因 |
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| 30歳 外科医 | 全身麻酔で手術。20分で終了。その5分後に心停止 | 笑気と酸素を間違えた |
| 40歳 | 死亡 | 酸素が空になっていた |
| 12歳 女子 | 盲腸。父親の外科医が手術。12〜3分で終了。呼吸・心停止 | 脊椎麻酔によるショック |
| 20歳代 | 骨折、整形手術。気管内挿管で全身麻酔。10分後心停止、死亡 | 気管でなく食道に挿管されていた |
| 50歳代 | 脳外科手術中、心停止 | 人工呼吸器の接続がはずれていた |
| 20歳代 女性 | 帝王切開のため静脈麻酔。気管内挿管がうまくできず、筋弛緩薬投薬。人工呼吸するも3〜4分で心停止。帝王切開中、母死亡。赤ちゃんは低酸素脳症 | 3年目麻酔医の経験不足(パニック) |
| 40歳代 | 子宮筋腫の手術中、血圧低下・呼吸停止 | 麻酔医が別の手術と掛け持ちで、「ちょっと待てくれ」と言っていた2〜3分のうちに亡くなった |
| ? | 輸血中、心停止 | 血液を体温に戻さず、低温のまま輸血 |
その他、「薬の種類間違い」「ガス種類/流量設定ミス」「機器誤使用/故障」などで、事故が発生している。
麻酔は、手術をするのには都合が良いものであるが、患者には負担が大きいものである。 手術には、大手術、小手術と区別ができるが、麻酔には、大麻酔、小麻酔などない。 虫垂炎、人工中絶、扁桃腺など、短時間の手術に麻酔事故が多い。
患者の全身管理、危機管理をすることが麻酔である。 管を入れたりすることが、麻酔ではない。
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