腹腔鏡(ふくくうきょう)とは
最終更新日: 2002年09月16日(Mon.)

内視鏡というと胃を検査するためのファイバースコープを連想する人が 多いのではないでしょうか? 内視鏡は、その先に鉗子やループ状のワイヤをつけて、 胃や大腸の内側にあるポリープを切除するような手術が可能な器具です。

一方、腹腔鏡は内視鏡の一種ですが、これを使った手術は、 お腹に直径1cm程度の穴を3〜5個開け、その穴から直径1cm程度の硬性鏡 (つまり腹腔鏡。口や肛門から挿入する内視鏡と違って、 クネクネ曲がりません) や鉗子やメスを挿入して、 従来開腹して行った手術と同じことを行おうとするものです。

お腹をメスで切り開く代わりに、小さな穴を開けて手術するので、 傷の治りが早い反面、手術そのものは難しいものになります。

同様に胸に穴を開けて手術をするときに使用する内視鏡を胸腔鏡といいます。

読売新聞は、1996年5月25日から内視鏡治療の記事を連載しました (医療ルネサンス1167〜1176、1200 やすらぎのケア 内視鏡治療1〜10、番外編上)。 その連載記事の見出しを以下に抜粋します。 おおよその論調がわかると思いますが、詳しく知りたい方は、 新聞記事を参照願います。この 「医療ルネサンス」 は、読売新聞の目玉というべきコラムで、毎朝刊に連載されています。 この連載記事を基にして本も発行されています。

  1. 急増の前立腺肥大症 日帰り手術も可能に - 肉体的な負担も軽く。術者の技量まだ課題。
  2. 胃がん早期段階なら開腹手術回避も可能 - 患者への負担少なく。見極め難しい境界線。
  3. 広がる腹腔鏡下手術 手探りが招くミスも - 6年間で市民権獲得。開腹に移る決断も大切。
  4. 実技やセミナー充実 レベル向上に不可欠 - 箱使いトレーニング。課題は教育システム。
  5. 検査や治療の説明はリスクも含め十分に - 「最善」は結果次第。少ない動揺する患者。
  6. 専門の知識や技術がメンテナンスに必要 - 高度な医療機器。技師の育成を。
  7. 腹腔鏡手術の安全性に欠かせぬチームワーク - 麻酔科医が「気腹」管理。安全な炭酸ガスを利用。
  8. 全国初の「部」発足で縦割りの弊害を解消 - 診断−入院を一貫担当。特性生かした診療狙い。
  9. 立体内視鏡の開発で繊細な手術が可能に - 専用のゴーグル使用。臨場感あふれる画像。
  10. 「まず手術ありき」から「患者の負担少なく」へ
  1. 内視鏡治療のリスク説明不十分痛感の声 - 「盲腸の手術より簡単」 相談できる機関欲しい。

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