私の声 97/03/16
最終更新日: 2002年09月16日、 アクセスした日: 12月14日

私の声 インデックスに戻る 医者にメス ホームページに戻る もっと古いページ へ


1997年 3月 16日 (日)
「こんなに多い医療過誤」の「医療機関索引」は、「危ない病院のリスト」か?

2月は、忙しい月でした。 「金沢大学病院のB型肝炎院内感染事件」で始まり、 「和歌山医大病院のミルク静脈注入事件」は、ワイドショウでも取り上げられ、大騒ぎ。 どちらも、「被害者に事故を隠した」という点で共通しています。

事故後の対応において、これらの事件の対極をなすものとして、 「慶応大学病院でのレジオネラ菌院内感染事件」「聖路加国際病院でのガーゼ置き忘れ事件」を忘れてはいけません。

同じ院内感染であっても、かたや「ろくに調査もせず、不可抗力で済ませる」金沢大学病院と、かたや「徹底的に感染ルートを調査して解明し、処置について米国疾病管理センター (CDC)のお墨付きまでもらう」慶応大学病院と (日本の機関ではなく、米国の機関をあてにすることに、別の意味で興味深いものがありますが)。

また、隠そうと思えば隠せる事件を「正直に説明しようという内部の声を抑えつけ、ばれるまで隠し通そうとする」和歌山医大病院と、「事実判明後すぐに患者に説明する」聖路加国際病院と。

私たち患者が通いたくなる病院がどちらであるかは、自明です。 慶応大学病院と聖路加国際病院は、「こんなに多い医療過誤」の「医療機関索引」に載っていますが、「良質のサービスを提供してくれそうな病院」だと思います。 今後の事故再発防止と、新たな事故の撲滅を願うばかりです。

さて、金沢大学病院と和歌山医大病院は、どうしたものでしょう。 「事故隠し」が多くの病院で行われていることであり、闇に葬られる医療過誤事件が多いことを考えると、「文部省に報告」したり、「内部告発」があったりする分、まだ救いがある方かもしれません。 しかし、原因を追及したり、責任の所在を明らかにしたりする、意志や能力がなければ、第2、第3の事故が発生し続けます。 そんな病院には、安心して通えません。

事故を隠す病院と隠さない病院の違いはどこから来るのでしょう? 金沢大学や和歌山県立医大が「公立病院」で、慶応大学や聖路加が「私立病院」であることは、単なる偶然でしょうか? 「公立病院」には、国民の命を預かっているにも関わらず事故を繰り返す「動燃」と似た体質があるのではないでしょうか?

p.s. 花粉症の季節ですが、「花粉症薬トリルダンの副作用」にも気を付けてくださいね。


私の声 インデックスに戻る 医者にメス ホームページに戻る もっと古いページ へ