最終更新日: 2002年09月16日、
アクセスした日: 05月18日
ビデオ見分報告書
頭書事件に係る手術記録ビデオ (乙 第 18号証の 1) につき、下記のとおり見分したので、報告します。
1999年 2月 25日
原告代理人
名古屋地方裁判所民事 5部 御中
記
| 期日 | 1999年 1月 22日 午後 5時 30分 |
| 場所 | 市立半田病院会議室 |
| 指示説明者 | 被告医師 |
| 見分者 | 原告本人、原告代理人 |
| 見分立会人 | 被告代理人 |
(見分経過)
- 事前の指示説明
- 見分の結果
- 0:00:00 〜
- 0:30:00 〜
- 1:00:00 〜
- 1:30:00 〜
I. 事前の指示説明
本ビデオ見分に先立ち、被告医師より次のとおり指示説明を受けた。
 写真1 0:09:07 |
 写真2 0:09:41 |
 写真3 0:03:16 |
- 手術記事には、
「腸管内のガス多く、また fatty なため小腸がじゃまをして視野不良 (乙 15 - 5) とあるが、かかる手術視野の不良な状況はビデオでも全般的に確認できる。
例えば、0:09:07 (■写真 1) の画面手前に写っているのが小腸で、手術視野を狭めている状況が確認できるが、このように小腸が膨らんでいるのは、上記手術記事のとおり
「腸管内のガスが多い」
ためである。
また、0:09:41 (■写真 2) では、画面右側全体に白く写っているが、大網と呼ばれる脂肪であり、このように大網が広範に認められる状態を「fatty」と表現した。
- トロカールは 4本使用した。
例えば 0:03:16 (■写真 3) には、3本の鉗子が写っていることから、各鉗子挿入用に 3本、ビデオカメラ挿入用に 1本の合計 4本が使用されているのを確認できる。
- 切除予定線のマークにつき、「free margin」は 1cm 程度とっているが、ビデオでは直接確認できない。
- 「肝切除に先立って、肝円索をエンドリニアカッターで切離したのち、エンドループで肝側断端を結紮する」
といった措置 (乙7 - 348右) や、
「肝組織を挫滅することなく良好な視野を得るため」
に、
「この断端を把持鉗子で上下左右に牽引する」
といった措置 (乙7 - 同箇所) も行っていない。
- 本件手術では、
「マイクロ波照射による止血」 (乙7 - 354頁) 、
「ABC による断端の焼灼による止血」 (乙7 - 352頁)
も行っていない。
止血方法としては、もっぱら電気メス及びクリップによる止血を行っており、フィブリン糊による止血もビデオ撮影中は行っていない (フィブリン糊は止血後に表面を覆うものである)。
- 腹腔鏡を引き出した原因はすべてレンズがくもったためである。
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