医療過誤裁判 私の場合 原告 長男 陳述書 10
最終更新日: 2002年09月16日、 アクセスした日: 12月14日

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1999年 11月 11日
甲第 25号証 原告 長男 陳述書 10

10. 止血手術開始 (1995年6月16日(金))

8:30、看護婦の服装をした背の低い年配の女性が近寄ってきました。 「私は看護学校の教師をやっております。 学生の●●が手術に付き添いましたが、病状が急変したため、ここで任を解かせていただきます」 と挨拶しにきました。 私は母を探しましたが、どこへ行ったのか見つかりませんでした。 私は 「しばらくしたら、母が戻ると思います。 母にも会ってください」 とお願いしましたが、母が戻ってきた後、結局●●さんも看護学校教師も現れませんでした。 ●●さんは、両目の下にクマを作り、ゲッソリとやつれた感じでした。

9:00、 K医師より再手術の打診がありました。 最初、母に打診したようですが、母が私と話してくれ、と言ったようです。 K医師は 「生血を輸血しても、血が止まりません。 今は、タオルを入れて圧迫止血している状態です。 なんらかの止血が必要です。 再手術させていただきたいのですが」 と話しました。 どんな処置をするのか、開腹するまでわからないような口ぶりでした。

私は 「止血をするのに、再手術しか方法がないのならば、さっさとやるしかないではないか、どうして許可を求めるような言い方をするのだろう?」 と、 K医師の本意がどこにあるのか、理解できませんでした。 そこで、 「再手術を行なうのが、最善手なのですか?」 と聞いたところ、 K医師は 「現状では再手術が最善手です」 と答えたので、私は 「それでは、お願いします。 手術はいつ開始するのですか? 1時間後くらいですか?」 と尋ねると、 K医師は 「準備ができ次第開始します。 30分後くらいには」 と言い、手術室に向かっていきました。

止血手術が終了した頃、母は1Fで内科の H医師と会ったそうです。 母が 「手術を受けたけれど、血が止まりません。 死ぬかもしれません。 血小板の数値はどうでしたか?」 と尋ねたところ、 H医師は「良かったですよ」と答えたそうです。 さらに母が 「でも、血が止まりません」 とすがるように話したところ、 H医師は 「止めていただくんですね」 と答えたのだそうです。

10:00、看護婦からさらに献血者を4人集めるように言われたので、渡された血液検査結果から、平日のこの時刻に在宅していそうな人を選び、電話連絡しました。 4人に来て頂き、採血しました。

続く


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