医療過誤裁判 私の場合 被告医師反対尋問 16
最終更新日: 2002年09月16日、 アクセスした日: 12月14日

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1999年 9月 30日
第 8回口頭弁論 被告医師 反対尋問 16

脈管処理
一番視野がいい状態で行われた最初の脈管処理で出血


写真 16
写真 17
写真 18
写真 19
最初の脈管処理のところを見ていただきたいんですが、まず写真 (16) の辺り、これは超音波メスで切除を始めたというところですね。
はい。
写真 (17) は、切除を進めていると脈管が 2本見えているというメモが 4ページの一番下に、写真 (17) の指示説明として脈管が 2本写っていると、この絵では見にくいですが、2本走っていると。
そうだと思います。
5ページの 10分 09秒の所を見ますと、2本の脈管それぞれの残肝側に 1ヵ所ずつクリッピングしたと。 まずは脈管をクリップしてから切離するんですね。
はい。
写真 (18) ははさみで切ったところ。 このとき出血していますね。
はい。
写真 (19) は、食塩水をかけて洗浄して出血しているかどうかを確かめたと。 出血していることを確認していますね。
そのときの説明がそうであればそうです。
このときは、なぜこれ出血したんですかね。
肝臓の断面というのは非常に血管が多くて、ある程度の大きな脈管には水をかけますけれども、小さな脈管はそのまま切ってしまうこともありますので、そういうところからは出血します。
ですから、実際は 3本以上脈管が走っていたと、2本についてはクリッピングをしたと、で、切ったけれども 3本目を切ってしまったので出血してしまったと。
そうかもしれません。
この切除というのは、一番視野がいい状態で行われた最初の脈管処理ですね。
最初のほうがそれは視野がいいですから。
後から出血等で視野が悪くなると。
はい。
視野がいい状態、一番最初の脈管処理ですね、その時点で出血をしてしまったということから、その後も腹腔鏡下手術というのが困難であるということを予見することはできませんでしたか。
これはカメラでかなりアップしていますので、近づいてアップして細い脈管を見ていますので、そういった意味で、実際に出ている血というのは実を言うと本当に少ない血なんです。 そういうのは通常、自然に止まりますし、またあと電気メスとかで十分止血可能な方法で、それは予想以上でも以下でもないというか、そういうふうな。
このぐらいの出血というのは当然であると。
はい。
ですけれども、その後の脈管処理のときの支障にはなると。
だから、出血があれば水をかけたりして出血部位を確かめて止血しながらいきますので。
どのように止血なさったんですか。
通常は電気メス、あるいは脈管が確認できればクリップを付けるという。
この場合は、5ページの 13分 30秒のところで、出血部位に 1ヵ所クリッピングしたと。 それでもこれは出血は続いていたんですね。 13分 45秒、4回目のクリッピングをした。 13分 53秒、4回目のクリッピングがうまくかからず外したといった形で、私がビデオを見た限りでは止血できているようには見えなかったんですが、これは最終的にはどのようにして止血なさったんですか。 クリッピングでは止血できなかったんですね。
その時点の個々の点についての処置の方法については記憶がないんですけども、やはり電気メスで焼くかクリップか、あるいは圧迫するかというような方法ですね。
圧迫といいますのは。
出血部位を圧迫するということです。
腹腔鏡下で。
はい。
実際は圧迫というのはなさったんですか。
圧迫したかどうかといわれるとちょっと記憶がないんですけど、圧迫することによって血というのは固まって止まりますので、ゆっくりでよければそういう方法も採りますし。

続く


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