医療過誤裁判 私の場合 被告医師主尋問 1-2
最終更新日: 2002年09月16日、 アクセスした日: 12月14日

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1999年 4月 15日
第 6回口頭弁論 被告医師 主尋問 1-2

患者への説明は口頭のみ 診療録への記録なし


陳述書の 3ページのほうを見てください。 3ページには、内科における診療経過のことが書いてあるんですが、それに関連してお伺いします。
(乙第 11号証を示す)
原本の 30ページの内科の入院診療録を見てください。 これは平成 7年 (1995年) 5月 23日における内科での腹部の超音波検査の検査結果の記載がなされているようですが、これで見ると、●●さんの場合は肝の S6 という区域に直径 2.1cm の腫瘤があったと、こういうことになりますか。
はい。
この超音波検査で、腹水のある、なしも判断できるんですか。
できます。
この検査結果ですと、どうなってますか。
この「ascites - 」と書いてある表現が、「ascites」というのは腹水のことを指しますので、腹水はないということです。
それから、その直径 2.1cm の腫瘤のある深さといいますか、それについてはこれで何かの判断ができますか。
まずこの図でしか見えない、場所についての記載はなくて図で、スケッチがあるわけですけれども、比較的表面に近いかなというようなスケッチのように取れますけれども。
それから陳述書の 4ページですが、平成 7年 (1995年) の 6月 6日に、内科の●●医師から外科のあなたのほうに●●さんの診察の依頼があったわけですね。
はい。
同じ乙第 11号証の 26の 1ページですが、内科からの診察依頼ですね。 これを見ますと内科からの診察依頼が 6月 6日にあって、あなたのほうからの内科への回答が同じ日付でなされておりますが。
はい。
内科からの診察依頼があったときには、内科における●●さんの診療録だとか検査記録、そういったようなものは患者さんに付いてあなたのほうに来るんでしょうか。
はい。
●●さんの診察をする際には、当然それをあなたはご覧になっているわけですね。
はい。
今お見せしている診察依頼の文書以外に、あなたと内科の●●医師との間でこの患者さんの今後の治療方針について直接会って話をすると、打合せをするというようなことはあったんでしょうか。
…… ちょっとそこら辺は記憶があんまりないんですけれども、例えば、今度こういう患者さんが行くので紹介しますというようなことはあったと思います。 ただ具体的な症例の内容とかいうのはなかったと思いますけど。
治療方針などについてあなたと内科の●●医師が特に打合せをしたとか、協議をしたとか、そういうことはないわけですね。
はい。
これで見ると、外科のほうで診察をなさったのは平成 7年 (1995年) 6月 6日ということになるようですが、その時点で患者さんの●●さん御本人は、自分が肝臓の癌であるというようなことは既に御存知だったと思われるかどうか、その辺りは御記憶ありますか。
… 悪性のものという理解はあったと思います。 それを癌という … 癌というような表現をする代わりに悪性腫瘍と言うことはあると思いますけれども、悪性のものであるという理解はあったと思います。
陳述書の 4ページの後ろ半分ぐらいのところですが、あなたが●●さんに腹腔鏡下の肝切除の説明をされたくだりがありますね。
はい。
この説明をされたのは、外科の外来で●●さんになさってるということになるんでしょうか。
はい。
外科の外来であなたが診察をしたときには、●●さん以外に御家族の方は付き添っていられなかったんですか。
いらっしゃらなかったと思います。
あなたが●●さんになさった説明の概略は、この陳述書に記載されているとおりと伺っていいですか。
はい。
これで行くと、外来で診察をされた最初のときに、もう腹腔鏡下の肝切除術をやるという方針を決められたということになりますね。
はい。
こういう御本人への手術の方針の説明ですけれども、診療録には特に残っていないようなんですけれども、これは何か特別な事情があるんでしょうか。
特別な事情はないんですけど、通常また改めて説明するもんですから …… ただ承諾書という書類がありますので、それで正式な説明書になるものですから、外来のときだけ記載してなかったんだと思いますけれども。

続く


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