医療過誤裁判 私の場合 被告医師主尋問 1-1
最終更新日: 2002年09月16日、 アクセスした日: 12月14日

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1999年 4月 15日
第 6回口頭弁論 被告医師 主尋問 1-1

被告医師の経験
肝切除術 50例以上 うち肝硬変患者 約 20名 DICによる術死 3〜4名


(被告代理人 乙第 28号証を示す)
陳述書という書面ですけれども、これは基の原稿はあなたがお書きになったものですね。
はい。
私のほうであなたの作った原稿をワープロに入れたと、こういう作成の経過になりますね。
はい。
末尾に住所氏名が書いてありますが、これはあなたの筆跡ですか。
はい。
印もあなたが押したものに間違いありませんか。
はい。
基本的に陳述書の順序に従ってお尋ねしますが、あなたの医師としての経歴の関連でお尋ねするんですが、陳述書の 2ページを見ますと、あなたは 「肝切除術の術者としての経験症例は 50例を下ることはない」 とありますけれども、この肝切除術というのは、いわゆる開腹をしての肝切除術であるというふうに理解すればよろしいんですね。
はい。
こういう肝切除術をやる場合には、対象になる病気は主としてどういうものでしょうか。
悪性疾患で、原発性肝癌、転移性肝癌、それから胆管癌などが主なものです。
ほとんど癌の手術と、こういうことになるわけですね。
はい、そうです。
50例を下ることがないという経験の中で、肝切除をやる場合に、いわゆる肝硬変を合併していた癌の患者さんの手術例はどの程度経験していますか。
20例ぐらいだと思います。
肝切除術をやった後で、術後に DIC を発生したような経験はありますか。
あります。
何例ぐらい。
…… 3例ないし 4例だと思います。
その患者さんの予後はどうなったか記憶してますか。
死亡されました。
全部。
…… そうですね。 DIC も程度がありまして、重篤な DIC を合併された方は亡くなられたと記憶しております。
その亡くなられた患者さんの数が、先ほどおっしゃった 3ないし 4ということですか。
はい。
それから腹腔鏡下の手術を術者としておやりになるようになったのは、陳述書によりますと 100例ぐらいと書いてありますけれども、いつごろから手掛けられるようになりましたか。
たしか 1993年だと思います。 1993年の 5月だと思います。
そうすると、いずれも半田病院での経験ということになりますね。
はい、そうです。
腹腔鏡下の手術ということになると、その主な対象疾患といいますか、どういう疾患の手術になりますか。
一番多いのは胆石症です。
術者としてだけではなくて、助手としての経験などはどの程度ありますか。
助手としての経験ですと、助手は 300例ぐらいありますね。
その 300例ぐらいというのは、後進の医師の指導のために助手を務めると、こういうようなことが多いんでしょうか。
そうです。
今の胆石症の腹腔鏡下の手術の場合も、今回問題になっている腹腔鏡下の肝切除術の場合も、使用する手術器具は基本的には同じなんでしょうか。
同じです。
陳述書の 2ページによりますと、この●●さんの前に 1例の経験があるということですが、●●さんの後、腹腔鏡下で肝切除術をやった御経験はありますか。
ないです。

続く


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