医療過誤裁判 私の場合 準備期日 (1)
最終更新日: 2002年09月16日、 アクセスした日: 12月14日

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1998年 6月 4日
裁判官が被告に「無過失であることの主張」を求める


被告弁護士は、6月 2日付で、被告医師が手術の参考にした症例報告ビデオテープを提出し、併せて被告医師の尋問を申し出ました。

裁判長は、 「 (本件手術を録画した) ビデオテープの取調べの必要性と方法を考える前提として、本件の争点について、被告側が、主張を明確にして欲しい」 と、被告側弁護士に要請しました。

裁判官は、 「患者側にとっては、原告側が主張することに対して、医師側が単に争って、過失がないというだけでは争点がわからない。 患者にとっては、仮に腹腔鏡下の手術でよいと承諾しても、また、手術をすれば出血するのは当然であるとしても、なぜ、出血が多くて死ななくてはならなかったのか、どうしてそれがやむを得ない結果であるのかを説明されなければ、納得しようがない。 患者にとっては、病気を治すための手術で死亡したのは意外な結果であり、意外な結果がどうして発生したのか、その原因がやむを得ない結果であるのか、その点を明確にすべきだ」 と指摘しました。

被告側弁護士は、次回までに、その点の主張を整理するということになりました。

次回準備期日: 1998年 7月 23日(木) 16:30〜 名古屋地裁 判事室


6月 2日 証拠説明書

乙第26号証
    九州大学第2外科 橋爪誠医師のチームによる 「肝癌に対する腹腔鏡下肝切除術」 と題するビデオテープ。

    平成 6年 10月頃に、54歳の男性で、高度肝機能障害を伴う肝硬変合併癌患者に対する腹腔鏡下肝部分切除術の施行を撮影した症例報告ビデオ。


ビデオの概要


6月 2日 証拠の申出

人証
  1. 人証の表示
    H市 ●●●●
    証人 K

  2. 立証趣旨
    本件腹腔鏡下切除術の選択、同手術の実施、同手術の術前の説明について、K医師に義務違反のなかったことおよび肝硬変合併癌の肝切除後の社会復帰の可能性のないこと

  3. 尋問事項
    1. 医師経歴について
    2. 腹腔鏡下肝切除術について
      1. 同手術の一般的説明
      2. 同手術の治療方法としての医学的評価
    3. 同手術を選択した根拠 - 適応 - について
    4. 同手術実施の患者および家族への説明について
    5. 本件手術の経過の詳細について
      1. 手術のスタッフ
      2. 腹腔鏡下手術の経過
      3. 腹腔鏡下手術を開腹手術に変更した理由と開腹手術の経過
      4. 再開腹手術の理由とその経過
      5. 術後の経過
    6. 肝硬変合併癌の予後、生存率、特に肝切除術後の社会復帰の可能性について

  4. 付記
    尋問実施前に K医師の陳述書を作成し、乙号証として提出する予定である。

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