最終更新日: 2002年09月16日、
アクセスした日: 05月18日
まえがき
第1章 結核学者の逆襲
宣言の副作用 | 「緊急事態」の根拠は | 死亡率は増えているか | 結核緊急事態宣言はなぜでたか | 結核を心配するときには | 医療に対する誤解と期待 | 死亡率を減少させた第一の理由 | BCG導入は無意味だった? | 緊急宣言のその後
第2章 ワクチンと抗菌薬の功罪
医療のおかげ? | 有効なのはポリオ、天然痘 | なぜ意見が分かれるのか | 意義を見いだせないワクチン接種 | 生物兵器にもなるワクチン | ポリオウイルスも絶滅へ | 考えを改めるべきとき | ウイルスに抗菌薬は効かないのに | インターネットで緊急報告 | O-157と抗菌薬 | 抗菌薬から身を守るには
第3章 期待と信頼が引き起こす「医原病」
あげればきりがない医療事故 | 何万もの患者が入院中に死亡 | 大部分は「過失なし」の判定 | 気づきにくい医原病 | アトピーも医原病 | 災いとなる清潔好き | 「病院には来なさんな」 | 「健康でありたい病」は伝染病
第4章 切らなくても生存率は同じ
手術を可能にしたもの | 消毒法のなかった時代 | 真っ先に試されたがん切除 | 切らなくても生存率は同じ | 胃袋を切除する必要はあるか | うけてもいい手術の見分け方
第5章 特効薬の効果を検証する
特効薬は存在するか | 「夢の新薬」の副作用 | ステロイドは特効薬か | H2ブロッカーの市販は疑問 | モルヒネは扱いやすい薬 | 効果なしとわかった抗不整脈薬 | 薬に何を期待するか
第6章 医者の心理と患者の心理
うどん粉で痛みがとれることも | いつわっているという後ろめたさ | 臨床試験とプラセボ | 治療結果に影響する担当医の心理 | がんとくじ引き試験 | 臨床試験で得をするのはだれ | 医者や製薬会社の思惑
第7章 健康診断は安心をもたらすか
8割以上が「異常」の判定 | 「基準範囲」に根拠なし | 5%基準の問題点 | なぜ「異常なし」が少ないか | 学会のさじ加減で決まる患者数 | 思いつきで始まった人間ドック | 健診をうけても寿命はのびない
第8章 いつわりだらけのがん検診
検診推進者がつくった報告書 | 理解できない委員長の発言 | 報告書にみられる矛盾した記述 | 都合の悪い事実を隠蔽 | 胃がん検診の被ばく線量 | 「検診をうけてよかった」の短絡 | 「要精検」の確率
第9章 成人病に薬物治療は必要か
治療の意味はあるか | 薬物治療の効果はあるか | 「合併症予防」に意味はあるか | 半数は不要な治療をうけている | 高コレステロールの治療は必要か | なぜ薬物療法が多いのか | 何百万人も飲んでいる薬の効き目 | 重症の高血圧なら薬は有効 | 延命効果はない降圧薬 | 診断基準値を上げれば患者は半分
第10章 医者が増えれば病気も増える
知識に乏しい権威たち | 患者が減れば死活問題 | 学問や論理をねじまげて頂点に | なんでもありの医学界 | 厚生省は何をしているのか | 権威を批判できないジャーナリズム | 広告主の意向でしゃべる権威たち | 人工減なのに医者は増える | 医療機関には近づかないのが一番
あとがき
| 表題 | 医原病 |
| 副題 | 「医療信仰」が病気をつくるだしている |
| 発行日 | 2000年 12月 20日 |
| 著者 | 近藤 誠 |
| 発行 | 講談社 Tel. 03-5395-3722 |
| 定価 | 780円 (税別) 221ページ |
| ISBN | 4-06-272050-7 |